CREVIA マチュピチュ展
森アーツセンターギャラリー|東京都
開催期間: ~
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プレ・インカ文明の一つ「モチェ文化」をドラマチックに学べます。
インカ帝国末期の王族の離宮??世界遺産「マチュピチュ」。最盛期でも僅か750人程度しか居住していなかったこの天空遺跡は「都市」とは言えない‥。けれどもインカマジックの石の加工技術によって、ここまでの高地に、神殿をはじめ幾つかの宗教施設・住居区・農耕用段々畑などからなる、何より生命線の水の供給と排水システムを、完璧に作り上げていた、綿密な計画によってつくられた謎の遺跡です。オーパーツや謎の遺跡は、考古ファンでなくても広く知られ、メディアにも結構取り上げられています。一応考古ファンだった私などは、若い頃は、死ぬまでに一度は行ってみたい場所として、イースター島、マチュピチュ、エジプト、などと言っていたほどには、憧れの地でした。そんな「マチュピチュ」という名をコマーシャルに利用した展覧会。この展覧会、一応、決して「マチュピチュ展」ではないことは事前に承知はしていました。チケットが少々お高いことがネックともなっていました。それでも一応考古ファンで、2012年トーハクの「インカ帝国展―マチュピチュ「発見」100年」展以来13年半ぶりの、古代アンデス文明の遺物の集中した展示を、それなりに楽しみにして、行って来ました。
今展、入り口すぐに見せられる大画面で「マチュピチュ」の映像を見せられ、期待感を持たせるものの、その後の展示は事前に承知していた通り、マチュピチュとは年代も出土地も全く異なる、古代アンデス文明の遺物たちです。プレ・インカ文明の一つ「モチェ文化」(紀元前後からA.D.700頃まで繁栄し、いくつかの国家を形成したた)を中心に、個性的な異物を通して、彼らの信仰や世界観を、キャプションやナレーションが強くドラマチックに語ります。ちょっぴり最近流行りの没入型にも寄せた感じです。展示自体は、ボリュームもそこそこにあり、小ぶりのモノばかりではありましたが、なかなか面白い内容でした。これならば『古代アンデス文明展―「モチェ文化」を中心に―マチュピチュにもつながる世界観』とされるべきでしょう。これでは集客が望めない?? ただ「モチェ文化」もこの時代でありながら、灌漑農業を行い、数百立方メートルにも及ぶ貯水槽なども造る、水を治めることに長けていた一面には触れられていませんでした。私には、信仰・世界観もさることながら、それこそ「インカ」「マチュピチュ」に繋がる大切な一面かと思われるのですが‥。
撮影オーケー。平日午後、空いていました。「マチュピチュ」はシティービューにもつなげていました。