京都dddギャラリー第247回企画展 モダン・エキスポ・ポスターズ グラフィックでみる現代の万博
京都dddギャラリー|京都府
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万博の供養
仕事で大阪万博に行った。遊びではないので、仕事外でどう過ごすか何も考えないうちに当日を迎え、結局ほぼパビリオンの中には入れず、うろうろ歩き回ってベンチでうとうとしてただけで終わり、心に傷を負った。父が前回の大阪万博を訪問していたため土産でも渡したかったが、行列に並ぶのが嫌すぎて何も買えなかった。
そういう万博への屈折した思いから、この展覧会も行くのはどうかと思ったが、散々ながら万博に縁があった身としては見てみるかと思い、訪問することにした。
受付で、撮影不可だと声をかけられた。ということは、この前の呂敬人氏の展示は撮影OKだったのだろうか。撮っておけばよかった。今回の展覧会も、万博や社会の出来事の年表と一緒にポスターが展示してあり、めちゃめちゃ撮りたかった。残念。
気に入ったのは、つくば科学万博(1985)の、コーヒーを持った手がぐるぐるしている福田繁雄のポスター。帰りに福田繁雄の作品集を買おうかどうか迷った。
ポスターの下に文章が添えてあるものは新聞広告っぽい。文章がないものは古さを感じない。それは、フォントに流行があることも関係していると思う。文章がないと、ポスターに示されている絵や写真をもとに、自分でテーマと結びつけながら考える必要がある。原研哉の魚の絵と愛・地球博(2005)のテーマ「自然の叡智(Nature's Wisdom)」がどう関わるのか、など。面白かったのは、ハノーヴァー万博(2000)のポスター。英語の短文と不思議なイラストが組み合わされていて、いろいろ考えが広がった。
それから、その万博がどんな万博だったのかについて詳しく説明してあり、勉強になった。モントリオール万博(1967)では、建築が目玉だったらしく(たしか)、じゃあいろいろなパビリオンの建物を見れただけでも貴重な経験だったんだと、私の万博が無駄足じゃなかったような気になってよかった。また、上海万博(2010)は上海の新たな都市づくりと結びついており、万博の役割についてわかった。
いつも通り、のろのろ反芻しながら鑑賞できた。しかも無料である。