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異端の奇才 ビアズリー展

異端の奇才 ビアズリー展

久留米市美術館|福岡県

開催期間:

  • VIEW387
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短命が惜しい19世紀のイギリス文学と美術の星

入館するとビアズリーの26歳までの年表と共に作品を展示してある。 はじまりから夭折する前の成熟期まで 6つに分かれている。
まずは肖像から指が長く鼻が高く贅肉のない顔立ちからも異端の才能がありそうな雰囲気…昼は働き帰宅後深夜まで創作活動に励むと記してある。
父を喪失し厳しい母の力を遮断するため
と… 
緻密に妥協なく細部まで描かれているジークフリート等の初期の作品。
私が好きだったのはバーン=ジョーンズやモリスから影響を受けたとされる数々の挿し絵。 黒と白 エレガントな曲線と鋭利な罫線 細かな点 バランスが絶妙で魅了される。風刺画にもセンスが際立つ。イギリスの絵本画家デュラックやラッカムはエレガントな雰囲気だがビアズリーは表情も容姿も滑稽 ちょっと悪趣味 そこがまた魅力的。
有名なサロメの顔も老婆に見える。
晩年の雑誌「サヴォイ」に載っているロココ朝風 美しく皮肉な視線で捉えた超最密描写作品は技巧も洗練され臨場感溢れている。その後金銭的に苦しくなってから金銭を稼ぐための風俗的な卑猥とされる作品も時代を感じるものとして処分されなくてよかったと思う。
もし病弱でなく彼の人生が2倍だったならどんな作品が見れただろうかと…残念でならない。
会場には18世紀イギリスの芸術家やデザイナーたちが集めた日本文物のモチーフやデザインを吸収しイギリス人向けの産業物 テーブルや椅子 壁面装飾 ロイヤル・ウースター社 ミントン社のジャポニズム様式の食器等々とても充実した展覧会であった。

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