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相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史

相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史

東京藝術大学大学美術館|東京都

開催期間:

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未来に日本美術にふれる自分のために、今の心情として私的な感想

美術展といえば、西洋のものばかりを熱心に行っている。
ファッションやインテリアなど、西洋のスタイルが主流の現代で、
たまに畳の上でお茶をいただいたりすると、和っていいよなぁとミーハーな自分に恥じらいを感じることもあり、日本人として日本美術に触れる機会と上野まで。

掛け軸や文書などの重要文化財は、研ぎ澄まされた鋭さを発していてすごいなぁと思うものの、同時に感じる隙のなさが、近寄りがたい壁を感じる。
マティスやモネには親しみやすさを感じるのに、若冲には畏怖の念。
これは、床の間のある家で暮らしたことがないからなど、ライフスタイルの影響だろうか。
そんな中でも、長谷川等伯の屏風の艶やかさに目を奪われる。
有名な「紙本金地著色萩芒図 長谷川等伯筆六曲屏風」
金地なので目を引くのはそうなのだけど、
萩とススキの生き生きとした様子に風を感じ、景色が見えてくる気がする。
あぁ、モチーフかもしれない。
私は植物や景色、建物の絵が好きなのだ。
虎や白鳥や、和服の人は、なんだか怖いと感じるのだ。

思えば、幼い頃に住んでいた昭和の量産型の団地や、祖父母の家には襖はあった。
そこにあったのはどんな絵だったろうか。
きっと日本美術のようなものに触れる機会は暮らしの中であったはず。

屏風、襖絵、掛け軸、いずれも建築装飾としてできたもの。
それを異空間である美術館に、文脈と切りはなされて展示されているからみることができないのかもしれない。
そうであれば、本来あったお寺へ観に行ったほうがいいのではないか。
とはいえ、重要文化財が当時のまま建築の中にあることはまずないか。
まずはみることに慣れることから。
建築と結びつけて想像してみるとか、工夫をしてみようと思う。

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