特別展 生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―
泉屋博古館|京都府
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泉屋博古館の特別展を鑑賞して。
10月になり、暑さも和らぎ、ようやく過ごしやすくなったので、秋空の快晴の元、頂いた招待券で泉屋博古館(京都)の鹿子木孟郎の特別展に出かけました。平日でもあり、新装なった展示室にはあまり来館者も無く、ゆっくりと十分に時間を掛けて鑑賞する事が出来ました。
比較的小さな数々の人物画から《加茂の競馬》や《ノルマンディーの浜》等の大作まで、多くの鹿子木孟郎の作品に触れ、日本洋画における写実の頂点を見た思いがします。特に《加茂の競馬》のキメ細かな描写や色使いは素晴らしく、少し離れた所からじっくりと見させて頂きました。又、《木の幹》の非常に力強いどっしりとした太い幹は見る人を圧倒し、いつまでも飽きる事無く見続けることが出来る作品だと感じました。
ジャン=ポール·ローランスの《アルソー将軍の遺体の前のオーストラリアの参謀達》は以前何かで見た事があったが、実物を見るのは初めてで、参謀達の哀しんでいる様子がリアルに描かれ、これが写実絵画なのかと、その素晴らしさに圧倒されました。彼から薫陶を受けた鹿子木孟郎に見事に継承されていると思います。
鑑賞後、同時に開催されていたブロンズギャラリーの「中国青銅器の時代」もゆっくりと見学する事が出来ました。中国の貴重な古代からの青銅器の素晴らしさには圧倒され、ただただ我を忘れ見入っていました。特に今回の展示では、単に各種の青銅器を展示するだけでなく青銅器を作る過程を再現したビデオを見ることが出来、製作技術が発達していない古代においてどの様に製作していたのか、かねてより頭の片隅に居座っていた疑問が解消されました。お陰でスッキリした気持ちで退館する事が出来、本当に来館して良かったと思いました。
泉屋さんにはこれからも素晴らしい展示をお願いします。今回は講演会やシンポジウムには都合が悪く参加出来ませんでしたが、今後機会が有れば是非参加させて頂きます。
有難う御座いました。
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