拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ
大阪中之島美術館|大阪府
開催期間: ~
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シュルレアリスムとは何か?と「なぜ?」を連想されてくれる素敵な展覧会でした
メインビジュアルであるマグリットの『王様の美術館』をはじめ、マルセルデュシャン、マン・レイ、ダリ、スキャパレッリなどの名作たちが集結した展覧会。一度にこれだけの幅広い作品を鑑賞できたのがうれしかったです!
普段から展覧会の情報はよく見るのですが、ずっと気になっていたんですよ。
マグリットの『王様の美術館』の作品に惹かれていて…。
以前フォロンの展覧会に行ったことがあり、通じる部分があると思っていたら、フォロンはマグリットからかなりインスパイアされていたんですね。
今回はそのことも回収することもできて、とても楽しかったです。
シュルレアリスム??どんな世界なんだろうと興味を持っていました。
実際に訪れてから時間が経ち、解釈して自分の中に吸収するまで時間がかかりました。
とにかく「え?」「ん?」という気持ちになることも多くて、
改めて固定概念はとっぱらった方がいいなぁと感じる機会を与えてもらえました。
絵だけでなく、広告や写真、ファッション、インテリアまで全6章あり、見ごたえのある展覧会でした。
会場に入ると、帽子掛け(マルセル・デュシャン作)が天井に。
影を見ていると不思議な生き物にも見え、オブジェが生きているみたいでした。
プロローグから、なぜ天井に?って思ったけれど、
「なぜ?」って思わせてくれるのって楽しいですね。
難解な作品もありましたが、心に惹かれた作品とも出会えました。
特にマグリット。やはり、ポスターで見るより実物は深いものがあります。
『王様の美術館』は実物を目の前にすると、自分の中の別世界って広いな~と思いました。
『レディ・メイドの花束』は山高帽の男性の顔は見えないけれど、背中合わせに、美しい女性がいて。 こんなに身近にいても、真後ろなので、出会えることはない、、、またはジョハリの窓みたいに、 自分はわかってないけれど、女性的な一面も持ち合わせているとか?2つぐらいの解釈ができてみたり、 想像やイメージが膨らむ作品でした。
人によって、きっと解釈が異なるのでしょうが・・・。
私自身も見た目と中身が違うと思われがちだったので、
イメージで固定概念を持たれるのが好きではないのですが、
他の人に対しても自分の勝手なイメージだけで判断したらダメだなと思いました。
どんな自分も自分は自分なので、ありのままで生きていきたいなと思います。
また、ダリの作品も強烈な存在感でした。
たくさんダリの作品を鑑賞することができてよかったです。
私が惹かれたのは「ダリの太陽」
鮮やかな黄色の色彩で、だまし絵のようにいろんな角度から楽しめる作品でした。
『引き出しのあるミロのヴィーナス』も印象的。
冷たい石膏と柔らかい毛の組み合わせが不思議なオブジェでした。
特別出品のリトグラフ作品の黄道十二宮もよかったですね。
個人的に星座とか宇宙とか好きなので。
後半はファッションやインテリアへ世界が広がります。
特にスキャパレッリのデザインは遊び心と色彩感覚が抜群でした。
バカラ社製の香水瓶『スリーピング』なども印象的でした。
メレット・オッペンハイムの『鳥の脚のテーブル』もユニークで、固定観念が崩れるような感覚になります。
多くの作品鑑賞を通して感性が磨かれた気がします。
写真撮影可能な作品も多く、うれしい展覧会でした。
また、今回のコレクションは日本国内の作品で構成されているそうで、これだけ日本にあるのかと驚きました。全国の美術館巡りしてみたいな~という気持ちになりました。
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