特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」
京都国立博物館|京都府
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京都で文化財EXPOだ
万博イヤーの2025年上期、京都・奈良・大阪での国宝&重文を集めた特別展が話題です。
すでに当サイトでもレビューが多数あがっていて、皆さん大満足された様子がよくわかります。
三会場とも残す会期は2週間、大団円に向けて駆け込まれるかたが右肩上がりで増加するのは想像つきます。私はそうなる前に、上記順番で三都を回ってきましたので、感想をしたためておきます。
まずは京都です。訪問は風薫る5月中旬。早朝に家を出て新幹線で新大阪へ。そこから新快速に乗り換えて京都着。
駅からは京博へ直行。今回初めて八条口からの私バスに乗りました。その名もプリンセスライン。
京都女子大への通学バスみたいなもんですが一般客も乗れるそうで、激混みの市バスよりはマシだろうと乗ってみました。一般運賃は現金のみで230円です。スンナリ乗れて座れましたが、あとからあとから女子大生さんが増えてきて満員状態。私一人がオッサン客で、なんとも言えない嬉し恥ずかし変態状態が三十三間堂前バス停まで続きました(笑)
京博は開館直後の時間帯で、うちから知新館のdoor to doorで約4時間でした。
平日だったので客の入りは中程度、部分的に並ぶ箇所(北斎富嶽を最前列で見る列)はありましたが、それ以外は支障なしでした。
3階へ上がり下へと降りていく展示コースを辿ります。《神奈川沖浪裏》、《凱風快晴》、《山下白雨》は、露払い的なお役目、外人さんに喜んでもらうにはうってつけですね。萩美からの出張で県民としては誇らしかったです。ちなみにこの三点は、後期からは久保惣所有品に替わります。
色や刷りの違いをどなたかレビューしてくださるとうれしいのですが。
3階の主役が宗達の《風神雷神図屏風》。私はこれを見たことがあるようなないような、記憶が定かでない(汗)
過去の国宝展には出てるんですが、その会期に行ったかどうかがあやふや。建仁寺のレプリカ見て見た気になってたのかも。
でも、今回は間違いなくホンモノ。近くで見ると迫力ありますね。ショップで海洋堂のフィギュア買いたかったけど高すぎて(涙)
退蔵院の《瓢鮎図》は後期展示で見れませんでしたが、この翌日大阪市美で会えました。こういう連携プレーはありがたい!
その点、銅鐸や銅鏡などの考古出土品は京博&東博所蔵品ばかりなので通期展示で安心です。
2階に降りると奈良、平安時代の墨跡登場。お経です。
毎度思うのは、この時代の字は本当に美しい。こんな字を書く人、現代にいないのでしょうか。書けても書かないのか、腕がないから書けないのか、いずれにせよ残念です。
平安期のお宝で最注目なのが《宝誌和尚立像》。なんと、和尚の顔が真ん中で縦に割れて中から観音様のお顔が見えてるという驚きの仏像です。こんなの初めて見ました。
鎌倉、室町期の作品ではやはり雪舟はじめとする水墨画の名品がラインナップされますが、前期より後期に名品が集まっています。
私は前期だったので、印象に残ってるのは《西湖図屏風》ぐらいかなあ。錦帯橋のモデルですからね。
当展タイトルは「日本、美のるつぼ」、サブタイトルに「大阪・関西万博開催記念」とあるように古来から異国との交流によってもたらされた文物やそれによって生まれた日本の美術品が随所で輝きを放っていました。
そのメインとなるのは展示構成で行くと1階の第2部で、テーマは「世界と出会う、日本の美術」です。ここでは桃山~江戸期の所謂「南蛮渡来」の品々で往時をしのびます。
いちばん見たかった秀吉着用の陣羽織はペルシャの綴れ織りから縫製されたものですが、タッチの差で展示会期が終わっており残念無念でした。高台寺に行けってことかな。
京都と言えば祇園祭。今年の開始まで1か月をきりました。その山鉾を飾る絢爛豪華な織物も当展に出てました。
17世紀インドで織られた絨毯を懸物に仕立てたものが放下鉾さんのご協力で出展。私が学生時代に引いたのは別の鉾ですが、懐かしく思い出されました。
展示の最後は《吉備大臣入唐絵巻》。ボストン美術館から何度も来日してるのでおなじみですね。
私は2,3年前の同館展には行ってなくて、たぶんその前の来日展で見てます。展示は部分的でも、めちゃくちゃ面白い絵巻物ですのでこれは必見です。
京博EXPO2025とも言うべき充実の展覧会、後半は解説読むのに結構疲れる内容でしたが、タイトルどおりの「美のるつぼ」感が満載でした。
会期はあと2週間、梅雨入り前の京都はまだ溽暑とまではいってませんので行くには良い気候だと思います。
さて私は京博の後、岡崎公園のモネ展&ポーランド展、嵐山の櫻谷展に行ったかと申せばさにあらず。
京阪七条駅から一気に中之島の松園展へと向かったのでありました。
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