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福岡市博物館は、1990年(平成2年)10月に、地域の歴史と民俗を研究・展示する博物館として、福岡湾沿いの福岡市早良区に開館。
福岡市博物館では、アジアとの人・もの・文化の交流がつくってきた特色ある歴史と、そこに生きる人びとのくらしを、さまざまなかたちで発信している。
福岡は、弧を描く日本列島の西の端にあり、ユーラシア大陸と朝鮮半島に近接している。この地に住む人々は、古来、この国の誰もが知らなかった文化に最初に触れ、経験したことのない生産手段や経済活動を発展させ、遭遇したことのない脅威を克服し、豊かな都市を営みつづけてきた。
面積約50,000平方メートルの敷地に建つ福岡市博物館は、上からみると100m×100mの正方形をしている。開館に先だって、平成元(1989)年に開催されたアジア太平洋博覧会のテーマ館としても利用された。
また、正面ゲートと博物館の間には、広さ2,000平方メートルもある池があり、ハーフミラーで覆われた博物館の姿を水面に映し出している。この池の深さは、一番深いところでも27cm程度である。池の水は、館内で一度使われた水を再利用し、池の中に藻がはえないように塩素処理されている。
正面入口の両側に立っている4体のブロンズ像は、フランス近代彫刻の巨匠、エミール・アントワーヌ・ブールデル(1861~1929)の作品である。1918年~22年に鋳造されたもので、向かって左に「雄弁」「力」と名付けられた男性像、右側に「勝利」「自由」と名付けられた女性像が80cmの高さの台の上に立っている。
この高さ3.75m、重さ1tの巨人たちは、福岡市が市制100年を記念してパリのブールデル美術館から購入したものである。作者ブールデルは、ロダンの助手をへて、1910年の「弓をひくヘラクレス」で世に認められた。
4体の像は、もともとアルゼンチン大統領、アルベール将軍の記念碑の一部として制作されたもので、全部で8組作られたうち、福岡市博物館のものは「雄弁」が6組目、他の3体が7組目に鋳造された。国内では、同じ像1組が神奈川県の彫刻の森美術館、「力」が北海道立近代美術館に展示されている。
国宝 金印「漢委奴国王」や「呑み取りの鎗」として知られている名鎗「日本号」は、常時展示。また、年に1回公開される刀 名物「圧切長谷部」も展示されている。
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