皇室の名宝と新潟 ― 皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美
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新潟県立近代美術館は、緑豊かな「千秋が原ふるさとの森」に1993年7月に開館した県立美術館である。
地元の企業による「大光コレクション」を軸として、近代の流れを見通せる国内作品の他、日本の近代美術に関わりの深いバルビゾン派やナビ派など19世紀の西洋美術を収集し、コレクション展や企画展を通して紹介している。
1964年6月16日、新潟地震の復興を祈念して建設された新潟県民会館内に、県民の希望によって新潟県美術博物館が併設された。その後、施設拡充を求める声を受けて、県央に位置する長岡市の信濃川沿岸の豊かな自然に恵まれた「千秋が原ふるさとの森」に新潟県立近代美術館が設置されることとなり、1993年7月に開館した。
かつて新潟県長岡市に存在した長岡現代美術館の「大光コレクション」は、戦後有数の企業コレクションとして日本近代絵画の重要な作品を含むとともに、海外の抽象絵画やシュールリアリスム・未来派などにも目が向けられており、世界的に知られていたコレクションであった。1950~70年代の前衛美術の状況にいちはやく注目し、日本をはじめ各国の同時代美術を意欲的に収集したことも大きな特色であった。現在、このコレクションの一部は、新潟県立近代美術館が収蔵し、コレクションの核となっている。
それらの「大光コレクション」を軸として、19世紀以降を主とした「世界の美術」、明治時代以降を主とした「日本の美術」、県出身作家を主とした「新潟の美術」を基本とする収蔵作品は6,000点を超える。分館である新潟県立万代美術館(新潟市)の開館以降は、所蔵作品は両館の共有となっている。
主な「世界の美術」のコレクションに、オーギュスト・ロダン《考える人》、ケーテ・コルヴィッツ《母と二人の子》、アルブレヒト・デューラー《メレンコリアⅠ》、カミーユ・コロー《ビブリ》、ジョン・エヴァレット・ミレイ 《アリス・グレイの肖像》、クロード・モネ《コロンブの平原、霜》など。
主な「日本の美術」のコレクションに、菱田春草《放鶴》、竹内栖鳳《睡郷》、下村観山《入日》、岸田劉生《冬枯れの道路(原宿附近写生)》、安井曽太郎《読書》
、佐伯祐三《広告塔》など。
県出身作家を主とした「新潟の美術」の主なコレクションに、佐々木象堂《鋳銅色絵鸚哥置物》、北村四海《すみれ》、土田麦僊《芥子》、小林古径《飛鴨》、横山操《炎々桜島》、三輪晁勢 《海女》、小山正太郎 《仙台の桜》、牧野虎雄《秋近き浜》、佐藤哲三《郵便脚夫宮下君》、など。
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