4.0
ゆったり鑑賞
ドラクロワ、ピサロ、ゴーギャンといった有名どころが集まっています
レオナールフジタの作品群が特別に多かったですが
驚いたのは自分を埋葬するための教会を造ったことでした
今回はゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの三点がそろっていました
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フランス北東部シャンパーニュ地方にある、ランス美術館のコレクションをご紹介する展覧会です。
ランス美術館は、歴代のフランス国王が戴冠式を行った大聖堂で知られる古都ランス市に位置し、初期ルネサンスから現代まで、幅広いコレクションを有するフランス絵画の宝庫として世界に知られています。
本展覧会はランス美術館の所蔵作品から、17世紀のバロックに始まり、18世紀のロココ、19世紀のロマン派、新古典派、印象派、ポスト印象派まで約70点で構成する、フランス絵画の歴史をたどる展覧会です。また、ランス市に縁の深いレオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品群も併せてご紹介いたします。
会期 |
2017年4月22日(土)〜2017年6月25日(日)
|
---|---|
会場 |
SOMPO美術館
![]() |
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目26-1 |
時間 |
10:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 1,300(1,100)円 大学・高校生 800(650)円 シルバー<65歳以上> 1,100円 中学生以下無料
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル:美術館利用案内) |
URL | https://www.sompo-museum.org/ |
4.0
ドラクロワ、ピサロ、ゴーギャンといった有名どころが集まっています
レオナールフジタの作品群が特別に多かったですが
驚いたのは自分を埋葬するための教会を造ったことでした
今回はゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの三点がそろっていました
3.0
パリの隣町、ランス。
その美術館から来たフランス絵画の名作を観ることができました。
カラヴァッジョらの影響が強い17世紀の作品群が特に良かったです。
5.0
とくに「これ」という際立った作品はないものの、美しいフランス絵画の作品が数多く出品された、とても心地よい展覧会。もともと印象派の作品が好きなこともあり、ピサロのオペラ座通りを描いた作品はとても美しく、感動しました。数年前、美術館の目の前まで行ったにもかからず、残念ながら、そのときは休館中で目にすることができなかった作品に日本で出会えて幸せです。
この展覧会にはランスにあるレオナール・フジタの礼拝堂の素描も出品されています。礼拝堂はとてもきれいなフレスコ画とステンドグラスで飾られているのですが、内部は写真撮影不可でしたので、今回あらためて、その内部の様子を写真でみることができたとともに、その素描が展示されており、そのときの感動の記憶があらためて思い出され、こちらもまた感動。
場所も西新宿と便利ですし、会場の規模もそれほど大きくなく、落ち着いて鑑賞することができるので、17~20世紀のフランス絵画がお好きな方には、ぜひお薦めです。
4.0
どれかが突出しているというのではなく、品のよい、美しい作品を収集されたんだな、という印象です。
落ちついてみていられるので、ゆっくりと優雅な時間が過ごせます。
(団体に対してはあまり注意をしてくれない美術館なので、騒がしいこともありますが・・・)
心休まる時間がもてました。
5.0
5月4日に鑑賞して来ました。
入場して直ぐにお気に入りの作品が見つかりました。マールテン・ブーレマ・デ・ストンメの「レモンのある静物」です。白ワインのグラスに窓からの光が反射している様、皮を剥いたレモンの瑞々しさは見事です。
それから、シャルル・ランデルの「タンジールのユダヤ人の女」の優しい表情に癒され、暫し足が止まるほどに魅了されてしまいました。
後半はレオナール・フジタの作品が40点展示されています。藤田嗣治はランス礼拝堂で洗礼を受け、レオナール・フジタとなります。
レオナール・フジタが眠る「平和の聖母礼拝堂」のフレスコ壁画となる前の20点にも及ぶ木炭画も見ものです。そのどれもが大きく、その木炭で描かれた細やかなラインから、人物や動物の表情も実に豊かに見て取れます。また、図録には礼拝堂の建立に携わったフジタのポンチ絵入りの貴重な日記等が掲載されていましたので、藤田ファンには貴重な図録にもなります。勿論、私も購入しました。
連休の中日での鑑賞でしたが、共に混雑も無く、ゆったりとしたペースで鑑賞できました。
5.0
シャンパーニュ地方にあるランスは、言うまでもなく、シャンパンが名物。
国王の時代、要は、革命以前からはじまりますが、この展覧会の目玉は、この地で、レオナールに改宗した藤田嗣治にあると言って過言ではない。
何しろ、キリスト教徒に改宗した藤田は、この地に、敢えて、テンペラで、平和の聖母礼拝堂の絵を描いたのだ。
藤田は、熊本生まれのようで、敢えて、熊本県立美術館からも若い時の絵を、また、キリスト教絵画も、若い時から習得したようで、これは、広島県立美術館から借用して展示。
そして何より、藤田をレオナールにした、洗礼の儀式の代父を務めたのは、シャンパン会社の社長さん!
平和の聖母礼拝堂、の、原寸大の下絵〜カルトンと言うそうです〜は圧巻です。
いい展覧会でした。
3.0
新宿の高層ビルをエレベーターで42階。
おりて右に曲がると、前方の窓から眼下に都心の眺めが素晴らしい。
損保ジャパン日本興亜美術館で開催中のランス美術館展は、フランスのシャンパーニュ地方にあるランス美術館から70点の名画を集めた美術展。有名どころでは、ダヴィッド、シャセリオー、コロー、ドーミエ、クールベ、ブータン、シスレー、ゴーギャン、ミレー、ドラクロア、ピサロ・・・なんだか美術の教科書を見る思い。一作家、一作、せいぜい二作品ということもあるでしょう。あれもあるこれもある、ヨーロッパ名画を総覧といった感じです。作家中心、テーマ中心の展覧会では時に胃もたれしそうになりますが、こちらは美術のツマミ食いのようで、おしいところをちょいちょいっと味わえます。
レオナール・フジタの作品が集中的に展示されているのがバランスを失してはいますが、おしまいには例のゴッホのひまわりが待ち構えていて、デザートとしてはぜいたくでした。
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東京都新宿区で開催中の展覧会
作者不明(フランス)《ルイ15世の娘、アデライード夫人の肖像(と思われる)》18世紀 油彩、カンヴァス 35.5×30.5㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
作者不明(フランス)《ルイ13世》17世紀 油彩、カンヴァス 65×52.9㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
カミーユ・コロー《川辺の木陰で読む女》1865~70年 油彩、カンヴァス 55.6×46.3㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
ジャック=ルイ・ダヴィッド(および工房)《マラーの死》1793年7月13日以降 油彩、カンヴァス 111.3×86.1㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
ジャン=フランソワ・ミレー《男の肖像》1845年頃 油彩、カンヴァス 40.8×32.7㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
ギュスターヴ・クールベ《彫刻家マルチェロ(カスティリオーネ=コロンナ公爵夫人)》1870年 油彩、カンヴァス 60×49.3㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
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Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
カミーユ・ピサロ《オペラ座通り、テアトル・フランセ広場》1898年 油彩、カンヴァス 73.3×92.3㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
ポール・ゴーギャン《バラと彫像》1889年 油彩、カンヴァス 73.2×54.5㎝
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.