5.0
ボリュームたっぷり
会期終了間際に滑り込めてよかった。
ハイジュエリーとはまた違う面白さがつまっていた。貴金属にこだわらず美しさを求めた、様々なデザインの広がり。遊び心が込められ、楽しく作られていることがこちらにも伝わってきた。コーナーを曲がるたびに「え?まだあるの?」の繰り返し。本当にたくさんの出品物が並んでおり眼福でした。
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「これは、偽りなく美しい "ニセモノ" のジュエリー」――あえて本真珠と模造パールをあわせて身に着けた、ガブリエル・シャネルの言葉です。彼女にとって、素材が何であれ、デザインやスタイルにこそ真の価値があることを表しています。
コスチュームジュエリーとは、宝石や貴金属を用いず、ガラスや貝、樹脂など多種多様な素材で制作されるファッションジュエリー。素材から解放され自由なデザインを提案できるコスチュームジュエリーを、20世紀初頭のポール・ポワレが先駆けとなり、以降シャネルやディオール、スキャパレッリなどフランスのオートクチュールのデザイナーたちがこぞって取り入れました。やがてヨーロッパ、そして戦後はおもにアメリカで、コスチュームジュエリーは広く普及し、当時の女性たちに装う楽しみだけではなく、生きる活力、自由や自立の精神をもたらしました。
本展は20世紀初めから戦後に至るコスチュームジュエリーの歴史的展開を紹介する、日本初の展覧会です。小瀧千佐子氏による世界的に希少なコレクションからジュエリー約450点と、当時のドレスやファッション雑誌などの関連作品を通して、その魅力をご堪能ください。
会期 | 2024年4月26日(金)~2024年6月30日(日) |
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会場 |
愛知県美術館
![]() |
住所 | 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階 |
時間 |
|
休館日 |
月曜日、4月30日(火)、5月7日(火) ※ただし4月29日(月・祝)と5月6日(月・振)は開館 |
観覧料 | ⼀般 1,800円(1,600円) 高校・大学生 1,200円(1,000円) 中学生以下 無料
|
TEL | 052-971-5511(代表) |
URL | https://www.ctv.co.jp/costumejewelry-aichi/ |
5.0
会期終了間際に滑り込めてよかった。
ハイジュエリーとはまた違う面白さがつまっていた。貴金属にこだわらず美しさを求めた、様々なデザインの広がり。遊び心が込められ、楽しく作られていることがこちらにも伝わってきた。コーナーを曲がるたびに「え?まだあるの?」の繰り返し。本当にたくさんの出品物が並んでおり眼福でした。
3.0
宝石や貴金属ではなく、多種多様な素材を用いて作るコスチュームジュエリーは、デザインに重きがおいてあるからか、とてもユニーク。それまでのジュエリーとは、根本が違うからか、なんだかとても楽しく、軽やかで、明るく見えます。
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ポール・ポワレ《夜会用マスク、ブレスレット “深海”》(制作:マドレーヌ・パニゾン)1919年
メタリックチュールにガラスビーズとクリスタルガラスで刺繍 小瀧千佐子蔵
シャネル《ネックレス “花” モチーフ》(制作:メゾン・グリポワ)1938年、パート・ド・ヴェール・エナメル ガラス、メタル、個人蔵
シャネル《ネックレス “ビザンチンクロス” 》(制作:ロベール・ゴッサンス)1960年頃、ガラスビーズ、メタル、小瀧千佐子蔵
スキャパレッリ《ネックレス “葉” 》(デザイン/制作:ジャン・クレモン)1937年頃、クリアエナメル彩メタル、メタルメッシュ、個人蔵
ディオール《ネックレス、イヤリング》(デザイン:ロジェ・ジャン=ピエール、制作:ミッチェル・メイヤー)1954年頃、ラインストーン、模造パール、メタル、小瀧千佐子蔵
コッポラ・エ・トッポ《チョーカー “花火” 》(デザイン:リダ・コッポラ、制作:コッポラ・エ・トッポ)1968年、クリスタルガラス、ガラスビーズ、ワイヤー、メタル、小瀧千佐子蔵
リーン・ヴォートラン《ブローチ》(デザイン/制作:リーン・ヴォートラン)1948年頃、エナメル彩、金色ブロンズ、個人蔵
ロジェ・ジャン=ピエール《クリップ》(デザイン/制作:ロジェ・ジャン=ピエール)1960年代、クリスタルガラス、メタル、小瀧千佐子蔵