4.0
ラフに工芸に触れる
平山郁夫目当てで行った佐川美術館で開催されていたのでついでに鑑賞しました。
私自身ポケモンはプレイしたことがあるので、ワクワクしながら入場。
まずはアーボックやコイキングなど初代のポケモンが出迎えてくれ、振り返るとブイズなど知っているポケモンたちが並んでおり、テンションが上がりました。
工芸と一言にいっても、陶器や彫金、漆芸、染色などさまざまです。この展覧会ではそれぞれの技法で作家たちが様々にポケモンを表現していました。
最初はシンプルにポケモンの姿を捉えた作品群からはじまり、進むにつれて染付皿と一体化したタマンタや壺と一体化したマミホルなど遊び心に溢れた作品が次々と登場。かわいさもさる事ながら、その技法にも感動しました。
終盤には、インスタレーションで表現されたピカチュウの森やポケモンの技もあり、幅広い作品群が並んでいるなという印象を受けました。
作品は撮影もOKだったのが良かったです。
どちらかと言えばエンタメに特化した展示内容で、大人から子どもまで楽しめる展覧会だと感じました。
欲を言えば、それぞれの技法に関する解説があると、より理解が深まったような気がします。
ともあれ、とても充実した展覧会でした。