4.0
色を変えて摺った版画も展示
1階では版画ができるまでの工程を「白鷺の精」という作品で説明していました。
地の白に赤と黒のみを使った試し摺りが複数枚展示しているんですが、まるで印象が違うんですよ!最終的には落ち着いた色合いの作品に仕上がっていますが、色を選ぶ過程が見える面白い展示でした。
2階の展示では「朝顔日記図屏風」が見応えありました。歌舞伎の演目から盲目の女性を描いた作品ですが、ポーズが美しいんですよ。なかなかドラマチックな作品です。
明治から昭和にかけての美人画はずいぶん見たつもりだけど、まだまだ知らない画家さんが多くて、これからも開拓が楽しみです。