4.0
岸駒見たさの遠征
今回の遠征の目的は岸駒の「福禄寿図」、以上!というくらい見たかった作品。
2年前に福田美術館の刊行物で見て一目ぼれした鹿の番と鶴の絵です(チラシのメインビジュアルになっている鹿です)。
チラシでは茶色っぽいですが、実物はもっとグレー寄りなので、スッキリした印象があります。サイズも大きく見応えのある作品ですが、残念なのはシワが多かったこと!修理してほしいなぁ。
イヌ・ネコ多めですが、虎・猪・狐・蝙蝠・蛇なんかもいて、もふもふな動物画に飽きた人にもおすすめです。入ってすぐの場所に大橋翠石の虎の絵が並んでいて、虎図鑑を見せられている気持ちになります(笑)
山本春挙の「白狐図」は上品なお狐さまだし、森一鳳の「百蝠百鹿図」は二幅の取り合わせが面白い作品。いろんなテイストの絵が見られて楽しいですよ。