4.0
展覧会場の人も心が和むコレクションです
引き続き関西秋の茶道具巡りPART3です。
(その前に訪れた藤田美も合わせれば、Part4です)
逸翁さんは、見立ての名人!茶会に招く自分もお客様もみんなで一緒に楽しもうっていうのが伝わってくる、逸翁さんのお人柄がコレクションから窺える展覧会で、展示室でもクスッとしたりして気分もウキウキしてきます。
香雪も野村美も茶碗ばかりでしたが、こちらは愛らしい香合や懐石の椀などの展示もあって、足があちこちで止まりました。
近代数寄者として紹介されている写真も勲章を振ら下げた写真もあるのですが、北村美の北村謹次郎(1904 -1991)やこの小林一三(1873〜1957)は、寛いだ好々爺な写真をお見掛けする。
逸翁さんは、茶目っ気があり、ニコニコとタノシム茶の湯が伝わります。
本展の紹介にある「侘びてるばかりが茶の湯じゃない。楽しい茶の湯が好いですね。ムッツリ黙々のお茶はつまらない。ニッコリ歓談しながらお茶をいただこう。」
そんな風に展示も拝見しました。
いつもなら鈍翁の扁額のある「雅俗山荘」へもよるのですが
今回は、新館を上ってすぐの池田城跡へ初めて行ってみました。へぇーこんなところがあるなんて全然知りませんでした。