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展覧会を拝見していたら、茶会に招かれたような気持ちに…
細道美術館をはじめ、個人蒐集の美術館を訪れて展示作品を拝見していると「どや、ええやろ〜!」という声が聴こえてくるような気がする。
今回の展覧会では、初代古香庵サマ愛蔵作品の重要文化財《豊公吉野花見図屛風》桃山時代からスタート。秀吉をもてなすために下々の者たちが右往左往している様子を的確に描写されていて、個々人の表情から目が離せなかった。そして、「根来塗りの漆器」や「仏画」を拝見しながら、なぜか茶会に招かれたような気持ちになっていたら、最後の部屋の最終展示で茶会の設えが!展示作品の《河南天目水差》《菊座薬壺》《茶杓 天平古材 銘 藤三娘》《井戸茶碗》《伊勢芦屋柊図真形釜》《平安遺宝尽風呂先屏風》から、「空想茶会」させていただきました。
ちなみに、その近くには《銅鐸水差》と《和鏡香合》が!これをみつけた瞬間に、たしかに「どや、ええやろ〜!」という声が聴こえてきた。しっかりと拝見させていただきましたで。