特別展「演劇の確信犯 佐藤信」

早稲田大学演劇博物館

  • 開催期間:2023年5月6日(土)~2023年8月6日(日)
  • クリップ数:3 件
  • 感想・評価:1 件
特別展「演劇の確信犯 佐藤信」 早稲田大学演劇博物館-1
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特別展「演劇の確信犯 佐藤信」 早稲田大学演劇博物館-8
公有地裁判デモ(那覇市、1975年、 劇団黒テント所蔵)
黒テント設営風景(1987年11月10日 『逆光線玉葱』金沢公演本多公園に 於いて、撮影:田村正昭、劇団黒テント 所蔵)
『亡国のダンサー』(2017年、撮影: 姫田蘭、劇団黒テント所蔵)
『ブランキ殺し上海の春』ポスター (1979年、デザイン:平野甲賀、劇団 黒テント所蔵)
『イスメネ』原稿
『ストーリーのあるRAKUGAKI ドタぐつ の宇宙旅行』より(1959年)
『喜劇昭和の世界三部作』構想ノート
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

演劇の確信犯にして永遠の不満分子――佐藤信は自分自身をこう呼びます。佐藤は 1960年代末に演劇センター68を結成。「運動としての演劇」というテーゼを掲げ、黒色テントによる旅公演を開始しました。時に、それは闘いを伴う旅でした。『阿部定の犬』の沖縄公演を巡る裁判闘争をきっかけに、佐藤たちは意識的に公有地を使用してテント公演を行う「公有地闘争」を展開。この経験は、その後、設立と運営に携わった、世田谷パブリックシアターや座・高円寺など数々の劇場の構想に大きな影響を与えます。

また、半世紀以上にわたって、演出家として手掛けた作品は演劇のみならず、オペラやレビュー、舞踊など多岐にわたります。さらに佐藤は戦後、緊張関係にあったアジア諸国と共同制作などの交流を積極的に行い、現在もアートセンター若葉町ウォーフを拠点に若手アーティスト同士をつなぐネットワークを築いています。

本展は、佐藤家から寄贈された学生時代のノートや手稿、黒テント作品の上演台本、貴重な舞台映像を通して、佐藤信という今日の舞台創造環境に多大なる影響を与えた演劇人が歩んだ創作の軌跡をたどります。演劇の確信犯、佐藤信は何を問い、どのような未来を思い描いているのでしょうか。佐藤信を特集する展示としては本邦初となる本企画にぜひ足をお運びください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年5月6日(土)~2023年8月6日(日)
会場 早稲田大学演劇博物館 Google Map
住所 東京都新宿区西早稲田1-6-1
時間 10:00~17:00
  • ※火・金曜日は19:00まで
休館日 5月10日(水)
6月7日(水)、6月21日(水)
7月5日(水)、7月17日(月)、7月19日(水)
観覧料 無料
TEL03-5286-1829
URLhttps://www.waseda.jp/enpaku/

早稲田大学演劇博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

早稲田大学演劇博物館 早稲田大学演劇博物館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

完全にマニア向け。

もともと寺山修司の路上演劇に興味があり、機会があればこちらへも出向いています。
かと言って、当方、演劇に明るいわけではありません。
1F特別展示室は8畳位のお部屋の壁面がケースになっており、いつもながら狭すぎて非常に見にくいですが、演劇なんてそんなものなので、何があろうがただ見るのみ。

行くまで存じ上げずお恥ずかしい限りですが、個人的趣味で断言すると「佐藤さんは自由劇場を立ち上げた方」です。
もう一つは「世田谷パブリックシアター」かなぁ。
ちなみにちらしでは「黒色テント」推しですね。
これでピンとこない方は用事がない展示かと思いますが、映画にもなった「上海バンスキング」をご覧頂ければ、「ああ、吉田日出子がいた自由劇場という劇団があったのね」ということはお分かり頂けるかと思います。佐藤さんがいた頃はそれの大元と言う感じでしょうか。あくまで予想ですが、最後は文化村がメイン会場でしたから、アングラ演劇出発と言っても最後は完全に別物だったろうなと思います。
今や売れっ子俳優の小日向文世さんは自由劇場出身の方ですよね♡
ただ、自由劇場を前に出さない感じの解説だったので、「何かあるのかなぁ~」とも・・・。

佐藤さんの子供の頃の資料から始まり、現在進行形の個人劇団まで、ポスター・写真・映像・ちらし・脚本・手紙などの紙資料の展示。完全にアングラ演劇時代ど真ん中の資料がメインだと思いました。

今や大学で教えるような偉い先生に、というところでしょうか。
私は後進の育成にあたる方が苦手で、生涯現役!という暑苦しいタイプが好きなのですが、この方は両方ですね。
とにかく脚本書きまくって、演出しまくって生きてきた生涯はよくわかりました。
でも資料見たら一番演出してるのブレヒト・・・(笑)

2019年福岡アジア文化賞受賞とありますが、アングラ演劇はマイノリティの権利運動と蜜でしたから(勿論国は検閲しまくって潰してきた)ずっと根底にそういう根性が根付いているのでしょうが、それにしても寧ろなんで今??という感じ・・・
でも時期的に今がその昔に通じる何かがあるとも言えて、恐ろしい限りです。
演劇が廃れたら国が亡びる、と本気で思っている私としては、一度彼の舞台を見てみたいと思いました。

また、1F京マチ子記念特別展示室 で「黒色テント 気違い馬車の旅の冬」と「プロパガンダ(A Y.M.O. FILM PROPA… Read More

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公有地裁判デモ(那覇市、1975年、 劇団黒テント所蔵)

黒テント設営風景(1987年11月10日 『逆光線玉葱』金沢公演本多公園に 於いて、撮影:田村正昭、劇団黒テント 所蔵)

『亡国のダンサー』(2017年、撮影: 姫田蘭、劇団黒テント所蔵)

『ブランキ殺し上海の春』ポスター (1979年、デザイン:平野甲賀、劇団 黒テント所蔵)

『イスメネ』原稿

『ストーリーのあるRAKUGAKI ドタぐつ の宇宙旅行』より(1959年)

『喜劇昭和の世界三部作』構想ノート

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