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展覧会は素晴らしかったが。
最終日に伺いました。
今回体験コーナーにかなりのスペースを割いており、夏休み企画だなぁ~という感じで、親子連れの方が多く楽しそうに手を動かしてらっしゃいました。
折り紙を使って4つの理論を体験できました。
その中で、ひとつだけご紹介します。
こちらのHPの一番最後の参考写真「作者不詳[イェール大学の学生]色彩演習 1958–60年頃」を見て頂くと、二つの輪が重なってる所が透けて見えると思うんですけど、実は透けてるように見える色を探して貼ってあるんです。
「色を探す」というのがポイントであり体験です。
黄色と水色でやってみた場合に、重なり合う所へ配置する色によって「水色が透けて見える」か「黄色が透けて見える」か違いが出てくる、というわけです。
これが先生の言う「色は他の色の見え方に影響を与える」ということ。
また、先生は色の見え方をひたすら探求し続けた方で、色を混ぜなくても全ての色を表現することが可能だ、と仰ってます。
代表シリーズの「正方形讃歌」は隣り合う色同志が互いに影響を与えていることを理解できるように作成されていると。
こういう作品たまに別作家さんで見ますけど、多分この先生が大元なんだろうなぁと思うと少し感慨深く・・・。
さすが色彩の先生、単純にぱっと見てもきれいだなぁと思いました。
他も、課題に対する生徒さんの作品がとても素敵で、こんな授業受けたいなぁ!!と思うようなものばかりでした。
25分の動画が放映されており、「正方形讃歌」を先生が作成している所を見られました。やはり混色なし。
生徒だった作家のインタビューは、
一人目「心から褒めてくれて作家として導いてくれた。今でも先生の教えを学び続けている。感謝している」
二人目「辛辣にこき下ろされて、ひどい言われようで・・・人間としては本当に無理!って思うけど、それなのに自分は先生の色彩の理論を未だにずっと考え続け学び続けている」(これジョン・マクロフリンだったような・・・間違ってたらごめんなさい! しかもめちゃくちゃ暗い顔で答えてたんで、何言われたんだろ?って気になりました(笑))
先生のお言葉としては
「芸術は内側にあるのではなく外からやってきて、出会った時に影響されて内側に生まれるものだ」みたいなことを仰ってていたく感動しました。
この映像を見るとかなり印象が柔らかくなると思います。
これすごくわかりや… Read More