4.0
モリス柄ステキ
とくに、椅子が多い印象でした。
似た柄でも、その時代に活躍した別の人が作っていたり、互いに影響を受けて新しい作品が生まれていく時代は素晴らしいと思った。
もう少し、細かい柄の小物も見たかった。
その時代のランプや金物がステキでした。
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19世紀後半にイギリスで興ったアーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻すこと、さらには、生活と芸術の一体化することを目指しました。中心人物となったウィリアム・モリス(1834-1896)の思想と実践は、同時代の作家に広く受け入れられ、イギリス全体、そして世界各地へと広まります。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)らも参加し、運動は新たな展開を見せました。
手仕事の復興を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動は、美術や工芸、建築だけにとどまらず、産業や人々の生活文化にも影響を与え、その思想は現代の日本にも息づいています。
本展では、各地の歴史や文化を反映し発展したアーツ・アンド・クラフツ運動の歩みを、テキスタイルや壁紙・家具・金工など、約170点の作品を通じて紹介します。
会期 | 2023年9月16日(土)~2023年11月5日(日) |
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会場 | そごう美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階(横浜駅東口) |
時間 |
10:00~20:00
(最終入場時間 19:30)
|
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大学・高校生 1,000円(800円) 中学生以下 無料
|
TEL | 045-465-5515 |
URL | https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/ |
4.0
とくに、椅子が多い印象でした。
似た柄でも、その時代に活躍した別の人が作っていたり、互いに影響を受けて新しい作品が生まれていく時代は素晴らしいと思った。
もう少し、細かい柄の小物も見たかった。
その時代のランプや金物がステキでした。
3.0
ウィリアム・モリスといえば、もちろんいちご泥棒。インディゴ染めの温かみを感じる色合いと愛らしいデザインが大好きです。
モリス商会のデザインは絵本の森から飛び出したような、自然と人々の暮らしの融合を感じられるものが多くアーツ・アンド・クラフツ運動の精神を投影しているなとしみじみ感じました。
また、家具や室内装飾品の展示も多く、暮らしに芸術を取り入れるという文化、歴史を垣間見ることができました。
最後になりますが、この度は招待チケットをお送りいただきありがとうございました。
3.0
いちご泥棒があまりにも有名で、彩度の低い色を使うせいか「ぼんやりテキスタイル」という位置づけでした。
今回あらためて多くの作品に触れると、ポピーやワイルドリリーなど大柄で主張の強いものがあることを発見。こういう壁紙の部屋なら暮らしてもいいかも、と思いました。
家具やアクセサリーなども出ていましたが、タイルの発色の良さが目を引きました。タイルのお風呂なんていまどきは実用が低いけれど、どこかのホテルとかで作ってくれないですかね。
イギリスから世界に広がったアーツアンドクラフツ運動の影響を受けた作品168点が展示されていて、運動の思想や歴史を作品を通して学ぶことができました。
見どころはたくさんありましたが、有名なウィリアム・モリスの《いちご泥棒》は、イ…readmore
4.0
なんか今年あちこちでやってるような気がするなあ
まあせっかく地元で開催されるのだし…
となんとなく斜に構えて観に行ったのだけど
予想と全然違ったというのが正直なところ
手仕事の急速な衰退への危機感から始まり世界に広がったアーツアンドクラフツ運動
しかしアメリカで「機械はしょせん道具でしょ」と言わんばかりに
手仕事から機械仕事へと回帰するのが面白い
機械から手仕事へ
手仕事から機械へ
展示はテキスタイルから家具やランプなどの調度に装飾品
さらには書籍や挿絵などに至るまで
デザインの楽しさ美しさ面白さをたっぷりと楽しめる
やっぱ同じような企画でも展示施設によって切り口が大きく違うんだなあ
ということを再確認できる展示だ
5.0
イギリスで始まったアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受けたテキスタイルや家具、アクセサリーや書籍等々、多岐にわたる分野の作品168点が展示されています。
恥ずかしながら、この展覧会でアメリカにもアーツ・アンド・クラフツ運動があり、フランク・ロイド・ライトが参加している事を知りました。
ただ、アメリカでは機械生産を取り入れて独自の発展を遂げたようですが。
展示の見どころの一つは、運動の主導者であるウィリアム・モリス作品でしょう。
日本でも大人気の「いちご泥棒」も展示されています。
地色はインディゴ染めだという事も初めて知りました。その為か実物はどこか素朴さを感じました。
私は基本ポップな感じが好みなので、ウィリアム・ド・モーガンのタイルの作品がとても印象的でした。
ミュージアムショップに無かったのが残念です。コースターやマグネットなどにしたら絶対素敵なのに!
開催場所のそごう美術館も初めてで、この展覧会で色々な "初めて" を知ることができて良かったです。百貨店の美術館ですが、とても見応えのある展覧会でした。
アーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受けたデザインは、今も私たちの生活の中に見ることができます。その点では成功なんじゃないかと、モリス氏に言ってあげたいです。
最後になりますが、この度は招待券を頂きありがとうございました。
4.0
ウィリアム・モリス、大好きです。そして家具、特に椅子好きな私です。横浜から引っ越してこちら、「そごう」さんはとても遠い美術館ですが、出かけて来ました。連休前の平日朝一、意外にも私の他はカップル一組しか観覧者はいませんでした。観進めてなんだかおかしな感じがしてきて、思い出しました。ほぼ一年前、府中市美術館で観た展覧会の巡回展でした。すっかり忘れていた自分が情けなくて、勝手に赤面したりがっかりしたり。でも展示は美術館さんなりなので、雰囲気はだいぶ違っていました。キャプションも違っていたと思います。モリスの作品はあまり多くありませんが、全体としてとても素敵な展覧会です。気に入ったタペストリーやタイルや家具たちに再び出会えて、最近すっかり手仕事から遠ざかってしまっている自分を反省しつつ楽しみ、まあ満足でした。モリスからライトまで、世界に広がったアーツアンドクラフツ運動の思想と作品の流れと歴史が、とても解りやすく紹介された展覧会です。府中市を観ていない方はぜひ行ってみてください。ただ、府中市であったプチワークショップがとても良かったなと、ちょっと寂しい思いはしました。
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