4.0
山めぐり
山をテーマにした北斎とその弟子の作品。江戸時代の山に対する信仰、近くの低い山での遊び、山への恐れ等、山を切り口に江戸の文化を少し学べた。江戸の建物や風景はほとんど失われてしまっているが、山は姿形を現在も留めているので時代のつながりをより感じつつ、全国の山をめぐることができる。細かくびっしりと埋め尽くされた鳥観図は今でいうGoogle Earthだ。真上からでなく、斜め上からの眺めなので、こちらの方が面白く、空想旅行に向いている。
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富士山は、日本最高峰にして古くから信仰の対象となり、また浮世絵など芸術作品の題材として多く採用され、日本のみならず西洋の芸術にも影響を与えてきました。そうした文化面で高い評価を受け、2013年に世界文化遺産に登録されてから、今年は10周年にあたります。
浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)はこの世界に誇る富士山をはじめとして、現在でも百名山として人気の山から北斎と同時代に大坂に作られた人工の山・天保山に至るまで、日本列島各地のさまざまな山を描いています。
北斎の描いた山を通して、山の信仰、生業、伝説や怪談を紹介し、日本人と山との関わりを見て行くとともに、北斎による多彩な山の表現とその魅力に迫ります。
会期 |
2023年6月20日(火)~2023年8月27日(日)
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会場 | すみだ北斎美術館 Google Map |
住所 | 東京都墨田区亀沢2-7-2 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 7月18日(火) ※7月17日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円 大学生・高校生 700円 65歳以上 700円 中学生 300円 障がい者 300円 小学生以下 無料 |
TEL | 03-6658-8936 |
URL | https://hokusai-museum.jp/ |
4.0
山をテーマにした北斎とその弟子の作品。江戸時代の山に対する信仰、近くの低い山での遊び、山への恐れ等、山を切り口に江戸の文化を少し学べた。江戸の建物や風景はほとんど失われてしまっているが、山は姿形を現在も留めているので時代のつながりをより感じつつ、全国の山をめぐることができる。細かくびっしりと埋め尽くされた鳥観図は今でいうGoogle Earthだ。真上からでなく、斜め上からの眺めなので、こちらの方が面白く、空想旅行に向いている。
3.0
登山好きの学芸員からのコメントが面白かったです。展示作品と同じアングルで撮影された「今」の写真もありました。
東海道名所一覧はびっしり描きこまれた鳥観図?にびっくり。
隣に少し拡大したパネルが展示されており、こちらでようやく地名が読めるくらいの細かさで、描くのも摺るのも大変だったろうなぁと妄想。
滝の作品は涼し気で、夏向きの企画でしたが、
「山」を題材にした北斎漫画や浮世絵の展示で、色味は少々、地味です。
ちょっとした旅行気分を味わせていただきました。
入館時に期間限定でしおりのプレゼントがあり、赤富士の絵柄の丸いしおりをいただきました!嬉しい。
8月11日までで在庫限りだそうです。
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