上野アーティストプロジェクト2022
「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」

東京都美術館

  • 開催期間:2022年11月19日(土)~2023年1月6日(金)
  • クリップ数:22 件
  • 感想・評価:4 件
上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」 東京都美術館-1
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渡邊裕公 《千年之恋〜源氏物語〜》 2016年 作家蔵
鷹野理芳 《垣間見 玉鬘「蛍の巻」より》 2022年 作家蔵
高木厚人 《ふぢつぼのゆめ》 2012年 作家蔵 
玉田恭子 《紫之にき》 2019年 作家蔵
青木寿恵 《源氏物語》 1976年頃 寿恵更紗ミュージアム蔵
石踊達哉 《真木柱》 1997年 講談社蔵
守屋多々志 《澪標「住吉詣」》 1991年 個人蔵
上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」 東京都美術館-1
上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」 東京都美術館-1
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上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」 東京都美術館-1
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上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」 東京都美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「上野アーティストプロジェクト」は、「公募展のふるさと」とも称される東京都美術館の歴史の継承と未来への発展を図るために、2017年より開始したシリーズです。その第6弾となる本展は、「源氏物語」がテーマです。

平安時代に紫式部が執筆した源氏物語には、四季折々の美しい情景とともに、多数の登場人物が魅力的に描かれています。主人公の光源氏を中心に紡がれる人間模様は、現代の私たちにも通じるものがあります。読者は登場人物と自分とを重ね合わせ、物語に感情移入することができるからこそ、約1000年の間、変わらず読み継がれてきたのではないでしょうか。そして、長い間広く親しまれてきたことにより、美術工芸や芸能など他のジャンルにも影響を与え、源氏物語は時代や文化を超えて人びとを魅了してきました。

本展では、絵画・書・染色・ガラス工芸という多彩なジャンルの作家を紹介します。人との出会いはもちろん、美術館で作品とめぐり逢うことも、ひとつの「えに(縁)」と言えます。人や社会とのつながり方が変化しているコロナ禍において、本展が私たちの生活を見つめ直す機会となれば幸いです。

◆ 出品作家
青木寿恵、石踊達哉、高木厚人(臨池会)、鷹野理芳(日本書道美術院)、玉田恭子(日本ガラス工芸協会)、守屋多々志(日本美術院)、渡邊裕公(光風会)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年11月19日(土)~2023年1月6日(金)
会場 東京都美術館 Google Map
展示室ギャラリーA・C
住所 東京都台東区上野公園8-36
時間 9:30~17:30
  • 11月25日(金)、12月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)は、9:30~20:00
    (入室は閉室の30分前まで)
休館日 2022年11月21日(月)、
12月5日(月)、19日(月)、
12月29日(木)~2023年1月3日(火)
観覧料 一般 500円
65歳以上 300円
  • ※学生以下は無料
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
    ※学生の方、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、証明できるものを要提示
    ※特別展「展覧会 岡本太郎」(会期:2022年10月18日(火)~12月28日(水))のチケット提示にて入場無料
    ※事前予約なしで観覧できます。ただし、混雑時に入場制限を行う場合があります
TEL03-3823-6921
URLhttps://www.tobikan.jp/exhibition/2022_uenoartistproject.html

東京都美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

表現の多彩さ

学生時代はよく読みましたが細かな内容は正直覚えていない…くらいのうっすらした記憶でしたが楽しめました!
どの作品も見応えがあって色々な方の源氏物語の解釈を堪能できます。
作品そのものの素晴らしさももちろん良いのですが、源氏物語という大昔に書かれた物語にこんなに多くの人がこんなに多彩な方法で再表現しているというのが驚きでした!
ガラス作品だったり絵だったり着物だったりとバラバラな形の作品でも、源氏物語を通して繋がっているというのが不思議な感じです。
入口で頂けるチラシに登場人物と相関図、ざっくりとしたあらすじはあるのでこの人のここのシーンか!と確かめながら見られるのも良かったです。
もう一度源氏物語を読み返したくなるような素敵な時間でした!

4.0

かなりの質の作品たち

もののついで、に寄らせていただいたのだけど、大変な力作ぞろいで、瞠目、丁寧にみているとキリがない。
現代においてもこれだけの影響力がある源氏物語恐るべし。
ガラス作品の書籍とか、技法についてもう少し知りたかったところはありますが、秘密でもあるのでしょう。
すばらしかった。企画に感謝、です。

5.0

斬新な公募展第6段、シリーズ史上最高のコンテンツと人気

上野アーティストプロジェクト第6段、源氏物語をテーマに絵画・書・染色・ガラス工芸という多彩なジャンルの作家を紹介、伝統と革新が共存した高度な技術、深い古典理解と斬新な発想力、どれもすごい作品ばかりです!現代作家の源氏物語にまつわる作品をまとめて観る事が出来る素晴らしい展覧会です。特に院展歴史画の巨匠の扇面多数展示、日展の人気作家から平成琳派の第一人者の源氏絵等、絵画は必見です。

  • 1
  • BY TK

3.0

千年経ってもインスピレーションミューズな【源氏物語】

東京都美術館で岡本太郎展を鑑賞した出口から20歩くらいの至近距離に会場入口。
係員にお誘いお声掛け頂いたので、鑑賞券提示すると料金無しにスルスル入れちゃいました。
会場のギャラリーA/Cは2フロアが吹き抜けになっているので解放感があってゆったり鑑賞にぴったりです。
『上野アーティストプロジェクト』は2017年よりスタートし、今回は6回目で、テーマは「源氏物語」。
平安時代に紫式部が執筆した日本が誇る最古の長編小説です。
学校の古典授業でほぼ必ず教えられるので国民の認知度は抜群ですが、その凄さは千年後の今もアート作品のテーマたりえる魅力の引き出しの多さですよね。

展覧会も絵画だけではなくて書・染色・ガラス工芸という多彩な分野の現代作家7名の作品が紹介されています。
同じテーマでも作品のアプローチがこうも違うのかと驚きます。
いくつか例を挙げると、物語の中の女性陣も楽しんだ平安子女の遊びのひとつ【貝合わせ】。
平安時代版・神経衰弱ゲームの蛤貝が、明るい色とりどりのガラスにコーティングされてペアリング置きされ、お洒落な北欧インテリア雑貨のようです。
また大手出版の講談社が所蔵する【真木柱まきばしら】の屏風絵や、書と絵を合わせた【垣間見かいまみ 玉鬘たまかずら】といった王道の十二単女性を描いたものはもちろん、
ボールペンで現代風の女性と一緒にもの凄い精緻に描いた大和絵模写がまさかの背景扱いなになっている【千年之恋~源氏物語~】等、個性的ないくつもの『源氏物語』世界が拡がります。
ガラス製書籍のガラス技法や、細密なボールペンでの描写等、技法についてもう少しキャプションがあればより鑑賞理解が広がるような気がしたので、そこがちょっと残念かなと思います。
ですが、入口で頂いたチラシサイズの手引きには、なんと源氏物語54帖の内容が1帖毎ダイジェストにわかりやすく紹介してある上に、登場人物の相関図まで掲載されていてものすごく便利!
受験生だったら快哉を挙げていたでしょう(笑)。話の内容忘れかけていたので懐かしみながらも拝読しました。
そういえば高校の時54帖のタイトル全部暗記したのってなんでだったんだろう?とぼんやり思い出したり・・・

人いきれの後にホッとする源氏物語の世界、立ち寄り正解でした。

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出展作品・関連画像IMAGES

渡邊裕公 《千年之恋〜源氏物語〜》 2016年 作家蔵

鷹野理芳 《垣間見 玉鬘「蛍の巻」より》 2022年 作家蔵

高木厚人 《ふぢつぼのゆめ》 2012年 作家蔵 

玉田恭子 《紫之にき》 2019年 作家蔵

青木寿恵 《源氏物語》 1976年頃 寿恵更紗ミュージアム蔵

石踊達哉 《真木柱》 1997年 講談社蔵

守屋多々志 《澪標「住吉詣」》 1991年 個人蔵

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