特別企画展 明清の美
―15~20世紀中国の美術―

大和文華館

  • 開催期間:2022年11月18日(金)~2022年12月25日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:1 件
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-1
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-2
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-3
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-4
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-5
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-6
花鳥図 明(16世紀)大和文華館蔵
山水長巻(部分) 龔賢筆 清(17世紀)泉屋博古館蔵
閻相師像 伝郎世寧筆 清・乾隆25年(1760)賛 大和文華館蔵
秋渓群馬図 沈銓筆 清・乾隆2年(1737)大和文華館蔵
梅花牡丹小禽図 孫億筆 中国・乾隆49年(1710)大和文華館蔵
菊石図 呉昌碩筆 中華民国・中華民国3年(1914)兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-1
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-1
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-1
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-1
特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術― 大和文華館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

漢民族が興した王朝である明(1368~1644)、それに続く女真族(満州族)の王朝である清(1616~1912)は、いずれも長い歴史に育まれた中国の伝統を継承しつつ、経済発展を背景に、宮廷や知識人、民衆などの様々な層で、多彩で華やかな芸術文化が栄えました。 

そして交易などによって、明清の文物と人が他国に渡り、それぞれの国に新たな表現技法をもたらしたことも知られます。日本においては、沈詮(しんせん)ら来舶清人が描く迫真的な花鳥動物画、琉球では、清代の福州(現在の福建省)で画を学んだ山口宗季(やまぐちそうき)などが挙げられるでしょう。

本展観では、大和文華館の収蔵品を中心として、主に15世紀~20世紀初頭における明清中国の多彩な美術を紹介します。更に同時代の琉球を始めとする、中国と関わりをもった国々の作品も展示します。東アジアにおける文化交流史をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年11月18日(金)~2022年12月25日(日)
  • ※会期中展示替えあり
    前期:11月18日(金)~12月4日(日) 
    後期:12月6日(火)~12月25日(日)
会場 大和文華館 Google Map
住所 奈良県奈良市学園南1丁目11番6号
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 630円 
高校・大学生 420円
小学・中学生 無料
TEL0742-45-0544
URLhttps://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/

大和文華館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

大和文華館 大和文華館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

東洋での自然のとらえかた

中国王朝は常に北方民族と対峙する歴史でもありました。
匈奴やスキタイに始まる騎馬民族は常に辺境地帯で一進一退を繰り返してきました。
漢民族の王朝に代わって王朝が誕生することもしばしばありましたが、
彼らはいつも漢文化に憧れ、受容してきたように思います。
中華思想の朝貢関係にあった日本も例外ではありません。
古い昔から大陸の文化に憧れ、学び、受容し、日本の文化の中に取り入れてきました。
本展は、漢民族の明と女真族の清王朝、15~17世紀に栄えた中国王朝の絵画についての展覧会でした。

中国では、科挙試験に合格した官僚たちつまり「士大夫」が余技として文人画を描いて楽しんでも居ました。
それに大きく影響を受けたのが日本の絵師たちだったでしょう。
深山幽谷に棲む隠者の生活に憧れ、遥々と友を訪ね、断崖絶壁の山々を越え、小さな橋を渡って、山深くにある友の庵を訪ねる絵がなんと多いことか。
前に広がる湖に小さな船を浮かべて遊ぶ。
途中崖の上から目の前に落ちていく大きな滝を見上げる。
自然は雄大で、ヒトはちっぽけに描かれています。
自然のとらえかたが西洋画とは大きな違いの様に感じます。

無数の細い線で表され山水画?風景画はまるで鉛筆で描かれているようにさえ見えてきました。
精緻に刷り上がった西洋の銅版画ともまた違った印象です。

独自の文化を持った沖縄は、中国王朝と直接朝貢貿易を行っていたため、美術においても直接影響を受けたようです。

美術においても日本から多くの絵師(画僧など)が中国に渡って学び、中国からも多くの人が来日して大陸の文化をもたらしました。
なら、反対に日本から逆輸入のアートはなかったのでしょうか。
西洋にジャポニズムが流行したような。

そんなことも考えた展覧会でした。

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花鳥図 明(16世紀)大和文華館蔵

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