5.0
とても素敵なアトリエで感動した。
メインヴィジュアルの「黄色の浮遊」がばばん!と使用されたチラシを見て、何となく吸い寄せられて行ってみました。
こちらはギャラリーという名前ですが、清川先生のおうちをそのまま市民が使用できるスペースとして開放した部屋と、アトリエ部分に清川先生の絵を展示している、という内容です。
多分改装とかしてないんじゃないかな。アトリエなければ普通のおうち。
そのアトリエで絵を見たわけなんですが、私はこちらのアトリエに入って、その日見たエゴン・シーレ展、版画美の企画展、全部吹っ飛びました。
号泣。
まだこの画家死んでないよ、多分このギャラリーがこのままある限りは。
蔵のような、2階までぶち抜いたアトリエの壁に、絵がどわ~っと掛けてある。
もう一つのサンルームみたいな部屋にも小さい絵の展示があり、大も小もトータルで33展。
この絵はここがホーム。あるべきところにいる。見ていてそれがよくわかる。
アトリエの床に油絵の具が至る所に飛び散っている。思わずしゃがんで下を見た。
画家の生きた痕跡。
そのまま上を見た。・・・壁の上から下まで絵・・・圧巻。
抽象から線だけなどデザインみたいなものまであって、色々なトライ&エラーが窺えるけれど、特に色彩で持っていく感じの絵は素晴らしい✨
亡くなる前年の絵まであって、それがすごくびしっとしてて、何というか、何だかすごく励まされた。
岡本太郎のアトリエとは真逆のエネルギーで、苦々しさが一切ない。死んでます感もない。
とても小さな場所ですが、近くを通った時には是非寄ってみてほしいです。
すごいエネルギー貰いました。素晴らしかった。感謝です。