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世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリーは、洋画家・立体作家の清川泰次氏の住居兼アトリエを改装し、平成15年11月に開館した。
清川泰次(きよかわたいじ)は、戦後まもなく成城二丁目の地に住居兼アトリエを構えていたが、平成12年8月の逝去後に、自らの財産を芸術・文化の振興に役立てることを望んだ生前の遺志に基づき、遺族が多数の作品と土地・建物を世田谷区に寄贈した。
世田谷区は、これを世田谷美術館の分館として整備した上で、清川泰次の作品を展示し、また、世田谷区民の文化活動の発表の場として運営することとした。
清川泰次は、具体的な形象から離れて抽象的な表現を追い求め続けた作家である。その創作活動は1980年代に入ると、絵画だけにとどまらず、立体作品や生活デザイン全般へと拡がっていき、グラスやカップ&ソーサーなどの食器やインテリアファブリックのデザインなども手がけた。
<清川泰次プロフィール>
1919年(大正8年)5月、静岡県浜松市生まれ。1936年(昭和11年)、浜松第一中学4年修了で、慶応大学経済学部予科入学。在学中は写真部で活躍。1947年(昭和22年)二科展初入選。以後、連合美術展、グループ展等に出品し、個展を開催。1949年(昭和24年)世田谷区成城にアトリエを新築し移住。1951年(昭和26年)単身渡米。在米中、個展を開催する。在米3年後にヨーロッパ各国、エジプト、ギリシャ、インド等に遊ぶ。1954年(昭和29年)帰国。団体に所属せず、個展で作品発表する一方、「今日の新人展」(神奈川県立近代美術館)・「抽象絵画の展開」(国立近代美術館)・読売アンデパンダン展等に出品。1963年(昭和38年) 再渡米。3年間アメリカで制作生活し、グループ展等に出品する。1995年(平成7年)御前崎に「清川泰次芸術館」開館。2000年(平成12年)8月逝去。
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