3.0
単眼鏡必携!
本展も行こう行こうと思いながら、感染者の爆増に二の足を踏み・・・会期末になってしまいました。
「中国の」というところが味噌。
繊細な技巧で埋め尽くされた世界で、全ての作品に丁寧な解説がつき、パネル解説もある。
拡大写真も展示されていますが、やはり単眼鏡でじっくり拝見すると・・・その技巧に驚く。
多彩な技法を持つ中国の漆芸品は、古き時代より日本へもたらされ珍重されて、また茶道具としても茶人の手の中にありました。
漆器に描かれた画題をその時代の人々は「あぁ~これは・・・」との教養が備わっていたのでしょう。
細やかに技巧を凝らした螺鈿で拵えた器にも目が行きますが、東南アジアの漆器「蒟醤・天川・独楽」に惹かれます、南国のおおらかさでしょうか。