4.0
全く初見の作家
最終日に滑り込みました。篁牛人 全く聞いたことも、おそらく見たこともない作家だとおもいます。かなり癖のある描写なので好き嫌いは分かれるのでしょうが、館内はかなり賑わっていました。
個人的に好きだったのは「蛟龍」と「婆羅門の図」でした。「蛟龍」の龍の顔がなんとも言えず、自信満々では勿論なく、卑屈な感じのようにも見えるが野望を秘めているようにも見えるあの顔が非常に印象的でした。
「婆羅門の図」は解説にあった通り、嘶く馬の馬上にいるゴータマシッダールタが将来悟りを得ることを予見するような顔の表情がなんとも言えなかったです。