3.0
素晴らしい襖絵
何度見ても素晴らしい襖絵です。雨で人出が少なかったこともあり、ゆっくり堪能しました。
しかし、あまりにも襖だけがメインで少し物足りなく感じてしまいました(数年前の京都の展覧会のボリュームが凄かったので)。下絵などの展示も興味深く拝見しましたが、もう少し通路が広いと離れて見られたかなあと思います。
その後に寄った常設展も面白かったので、充実した時間を過ごせました。
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10年もの歳月を費やした、東山魁夷の代表作を御影堂の再現展示で公開!
奈良・唐招提寺の御影堂は、1964(昭和39)年に開祖である鑑真和上の千二百年忌事業として、国宝《鑑真和上坐像》を安置するために興福寺旧一乗院宸殿を移築して建立されました。
1970(昭和45)年に、《鑑真和上坐像》を納める厨子の扉絵と五室にわたる大障壁画の制作を唐招提寺から依頼された東山魁夷は、七カ月ほどの熟考の末に依頼を受諾し、生涯のすべてをかける気持ちでこの仕事に臨み、10年以上の歳月を費やして完成させました。
本展では、唐招提寺御影堂の内部をほぼ再現する形で障壁画全68面を一堂に展示するため、御影堂の臨場感を間近で味わえます。また、併せて東山魁夷が日本や中国の各地を歩いて描いたスケッチや、幾度も構成を練り直したことがわかる下絵や構図など、完成に至るまでの足跡も紹介します。
唐招提寺の御影堂が一般に公開されるのは、毎年6月6日の開山忌を含む3日間だけです。また、現在御影堂は修理事業を行っており、しばらく公開の機会はありません。障壁画の全てをじっくりと鑑賞いただける貴重な機会となります。
会期 |
2021年4月24日(土)~2021年6月9日(水)
|
---|---|
会場 | 神戸市立博物館 Google Map |
住所 | 兵庫県神戸市中央区京町24番地 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 ※ただし、 5月3日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 大学生 800円(600円) 高校生以下 無料
|
TEL | 078-391-0035(神戸市立博物館) |
URL | https://kaii2021.exhn.jp/ |
3.0
何度見ても素晴らしい襖絵です。雨で人出が少なかったこともあり、ゆっくり堪能しました。
しかし、あまりにも襖だけがメインで少し物足りなく感じてしまいました(数年前の京都の展覧会のボリュームが凄かったので)。下絵などの展示も興味深く拝見しましたが、もう少し通路が広いと離れて見られたかなあと思います。
その後に寄った常設展も面白かったので、充実した時間を過ごせました。
3.0
すごく楽しみにしていて期待大で見に行ったものの、10年以上にわたる準備期間の詳細な部分絵なども展示されてはいたものの、
如何せん、館内全体の照明が暗くて見づらく、ふすま絵自体の迫力がイマイチでした。
やはり現地で見るのがお勧めのような気がしました。
5.0
沖から押し寄せる白波が抗う岩礁で、静かな波となってたどり着くその波音が聞こえて、夏の清々しい海色が穏やかにそして安堵な世にへと祈りを届けてくれているように思う濤声。
中国の壮大な風景は、和上の故郷に咲くけい花の香りを運び、画伯の和上への敬愛と鎮魂の深い心情を感じ、豊かな鑑賞時間をいただけて感謝いたします。
5.0
作品は動きや音(水の流れ、風の音)まで伝わってくるほど、見る人を釘付けにして、その風景を体感させる。霧の中には、その奥に何かが潜む気配も感じる。御影堂の屏風には、日本への渡来に執念を見せた鑑真の思いを伝えるため、日本・中国のベストな風景をそれぞれに最も合う表現方法(彩色、水墨)を用いていることにも感動する。
東山魁夷の展覧会には、何度足を運んでも感動と驚愕を与えてもらえる。今回も素敵な機会を得ることができ、感謝の気持ちで一杯です。
5.0
2018年京都市近代美術館(現京セラ美術館)の生誕110周年回顧展に続いて2度目の対面です。
実はその前に唐招提寺に行ったのですが、平成の大改修で非公開になっていた。
いや、いつ見てもいいです。心安らぎ、洗われる思いがしますね。
障壁画はその鮮やかな色彩から、濤声が代表格とされているようで、私も濤声を雑誌で見て、一度は本物を観たい!とおもっていたのですが、実際に観ると山雲が一番のお気に入りに。
特に一番右側のあの薄い色彩がたまりません!
いや、よくぞ再開してくれました。
今回は前期ということで、濤声の下絵スケッチとのコラボですが、来週からは後期。
山雲のスケッチ・・えっ・・じゃぁまた行かないといけないんじゃ・・
5.0
東山魁夷といえば海外ヨーロッパの風景、緑というイメージでしたがこちらの展覧会でイメージが一新!
襖絵はもちろん素晴らしく絵から光が放たれているようなキラキラ感でした。
唐招提寺へも公開に合わせて足を運びたくなりました。
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