3.0
相国寺ここに至る
相国寺の境内を応仁の乱に思いを馳せながら進んで行くと奥まった所に相国寺承天閣美術館が有りました。
梅に係る所蔵品と相国寺の歴史を辿る2カ所に分かれた展示でした。
展示物には鹿苑寺や慈照寺の所蔵物も多くその関連性がわかります。
また、相国寺と足利将軍家との繋がりや、若冲との関わり等も知れる展示会でした。
ただ、展示品に国宝が無いのがちょっと物足りない気がしました。
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相国寺は1392年に室町幕府三代将軍、足利義満によって創建された禅宗寺院です。足利家の邸宅、花の御所の東に隣接し、義満以後、十三人の歴代足利将軍の位牌を安置する塔頭がかつては存在していました。
また、足利義満ゆかりの鹿苑寺(金閣)や足利義政ゆかりの慈照寺(銀閣)などが山外塔頭として名を連ねます。
相国寺承天閣美術館では、相国寺と相国寺派の塔頭の寺宝から相国寺の歴史と通観する展示を開催します。
今回はその第一弾、禅僧と梅の文化史をテーマとした企画と、相国寺の歴史を室町から近代までたどる企画をあわせて紹介します。
会期 |
2021年1月31日(日)~2021年4月18日(日)
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会場 | 相国寺承天閣美術館 Google Map |
住所 | 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 800円 65歳以上・大学生 600円 中高生 300円 小学生 200円
|
TEL | 075-241-0423 |
URL | https://www.shokoku-ji.jp/museum/ |
3.0
相国寺の境内を応仁の乱に思いを馳せながら進んで行くと奥まった所に相国寺承天閣美術館が有りました。
梅に係る所蔵品と相国寺の歴史を辿る2カ所に分かれた展示でした。
展示物には鹿苑寺や慈照寺の所蔵物も多くその関連性がわかります。
また、相国寺と足利将軍家との繋がりや、若冲との関わり等も知れる展示会でした。
ただ、展示品に国宝が無いのがちょっと物足りない気がしました。
2.0
相国寺は金閣寺や銀閣寺を山外塔頭にもつ禅宗寺院です。また、伊藤若冲とも所縁が深いお寺で、鹿苑寺の大書院はいつでも会いに行ける若冲画で有名です。
1階展示は水墨や陶磁器にみられる梅、墨で表す世界観の精神性といち早く春を告げる梅と相通ず。
雪村周継筆「花鳥図」に京狩野の狩野山雪が鑑定した書状があり、興味深く拝見。
室町幕府三代将軍、足利義満によって創建された禅宗寺院である相国寺は、室町将軍たちとは切っても切れない深ー仲です。禅僧が禅を学ぶために大陸に渡り、たくさんの大陸の文物や唐物がもたらされた。それが東山御物となって珍重され、茶の湯にも引き継がれてゆきます。
時の権力者、信長、秀吉、そして徳川幕府との関係を追いながら相国寺の歴史を辿る展示でした。
相国寺第95世住持鳳林承章の日記「隔蓂記」から見えてくる人物交流と寛永文化がいつもながらに興味深かったです。
鴨川から相国寺への途中の「本満寺」の枝垂れ桜が満開にしだれておりました。
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