5.0
まるで会場全体が絵本のよう
アーティゾン美術館は初めて訪れました。
展覧会の最終日に駆け込みで。
とても広いスペースに、絵や模型、型にはまらないアート作品がいっぱい飾られており、可愛さと生命力が両立した雰囲気がとても良く、まるで会場全体が絵本のような世界観でした。
とても好きです!
写真もOKだったので、気になったものは写真に収めさせて頂きました。
ダイナミックかつとても細やかで見応えがありました。
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アーティゾン美術館では、石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」展を毎年一回開催する予定です。
このシリーズ第一回に、鴻池朋子(こうのいけ ともこ)を迎えます。鴻池は、絵画、彫刻といった従来の美術手法から拡張して、旅という時間と移動、歌や語りという音声言語、玩具や手芸などという身近な生活の行為や手立てをメディアとして、狩猟採集という人間の文化の「原型」というものを再考し、芸術の根源的な問い直しを続けてきました。
鴻池は、今回展覧会を開催するにあたり、それまでの美術館を構成してきた様々な要素と「対話」によるセッションを重ねました。株式会社ブリヂストンの九州のタイヤ工場や東京の技術センターへのリサーチ旅行、アーティゾン美術館館長や関係者へのインタビュー、収蔵品についての学芸員からのレクチャーなど、鴻池は、近代がつくりだした美術館という枠組みを、丁寧に深く探ることにより、新たな美術館の可能性を形にしようと試みます。
今回、そのようなプロセスを経て、展示室全体に行き渡る、円形の大襖絵を中心としたインスタレーションが立ち現れます。
本展覧会では、五感を通じて全身で作品と出会い、観客の視点を軽やかに「ちゅうがえり」させます。
「人間は一匹の動物として一人一人全部違う感覚で世界をとらえ、各々の環世界を通して世界を眺めている。それらは一つとして同じものがない。同じ言葉もない。同じ光もない。芸術がそのことに腹をくくって誠実に取り組めば、小さな一匹にとって世界は官能に満ち、やがて新たな生態系が動きだす。イリュージョンを言語にすり替えず、日々出会うものたちをしっかりと手探りし、遊び、粛々と自分の仕事をしていこう。」(鴻池)
◆ 石橋財団コレクションとは
石橋財団コレクションは、創設者・石橋正二郎の個人収集から始まり、その後、公益財団法人石橋財団によっ て引き継がれました。 現在約2,800点を数えるコレクションは、西洋絵画、日本近代洋画をはじめとして、西洋・東洋の彫刻や陶磁器、中国・日本書画にまで渡り、さらに 20 世紀美術、現代美術にまで視野を広げています。
◆ ジャム・セッションとは
「ジャム・セッション」は、2020年1月に開館するアーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会です。 アーティストと学芸員が共同して、石橋財団コレクションの特定の作品からインスパイアされた新作や、コレクションとアーティストの作品のセッションによって生み出される新たな視点による展覧会を構成します。 過去から現代、次代へ向けての架け橋となるプロジェクトを目指します。今後、毎年一回開催する予定です。
会期 | 2020年6月23日(火)~2020年10月25日(日) |
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会場 | アーティゾン美術館 Google Map |
展示室 | アーティゾン美術館 6F 展示室 |
住所 | 東京都中央区京橋1-7-2 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 8月11日、9月23日 ※祝日にあたる 8月10日、9月21日は開館 |
観覧料 | ◎日時指定予約制 ウェブ予約チケット・窓口販売チケット ※展覧会により異なります。 開催展覧会情報をご確認ください。
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.artizon.museum/ |
5.0
アーティゾン美術館は初めて訪れました。
展覧会の最終日に駆け込みで。
とても広いスペースに、絵や模型、型にはまらないアート作品がいっぱい飾られており、可愛さと生命力が両立した雰囲気がとても良く、まるで会場全体が絵本のような世界観でした。
とても好きです!
写真もOKだったので、気になったものは写真に収めさせて頂きました。
ダイナミックかつとても細やかで見応えがありました。
5.0
全く期待しないで行った。コロナでまだ開館している美術館自体すくなかったから、リニューアルオープンのときも行ったので、前回訪問から何ヶ月も経ってなかったけど美術展に飢えていたため、内容をあまり気にせずに行った。
もう、びっくり。何これ? 不気味だけどカワイイ。怖いようだけど、楽しい。
まだオバケとか怪獣とか信じていた子どもの頃に戻ったような、怖いもの見たさのワクワク感を、まさか大人になってからも味わえるとは思わなかった。
これは会場に行かなくては体感できない。この作家さんの虜になった。
1階のレストランも営業を開始していたので初めてランチを食べた。凄く美味しかった。そこそこいろんな美術館のランチ食べたけど、ここはちょっとレベルが違った。ちょっと高いけど、贅沢する価値はある。
5.0
その内容に圧倒される展覧会でした。展覧会の説明文に、鴻池朋子さんの作品について、「狩猟採集という人間の文化の「原型」というものを再考し、芸術の根源的な問い直しを続けてきた」と書かれています。
鴻池さんといえば、動物の毛皮などを用いて彩色したり縫い合わせたりした作品などが思い浮かびますが、アーティゾン美術館で見られる展示は、多様な表現で、素材も形も大きさも自由自在というべきか、自由奔放というべきか。かつ、動物も植物も移り変わる自然もその厳しさも含めて、生きとし生けるものが、同じ目線の上に置かれるような、普段の都会で暮らす日常とはかけ離れた場所にいざなってくれるような、豊かで心満ちる体験となりました。
自分の生きている社会や空間は、世界を構成するほんのほんのわずかな一部分でしかない、と感じるような、まだ見ぬ未知のものすべてに憧れそうになる、そんな感じの感動でした。
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