3.0
どことなく
こどもの頃、安野光雅さんの世界はどことなく漂うノスタルジックな感じにより、少し怖い気がしていました。今見ると、このノスタルジックな感じが懐かしいというか、心にささります。安野さんの世界は、色々な世代の心に残るものだと改めておもいました。
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1926年(大正15年)、安野光雅は島根県津和野町に生まれました。画家になるのが少年の頃からの夢だった安野は、23歳で上京し、美術教員のかたわら本の装丁などを手がけます。42歳のときに出版した「ふしぎなえ」は絵本作家としてのデビュー作になりますが、現実にはありえない構造の図形を描いた、文章のない不思議な絵本は、世界の注目を集めました。以来、2020年(令和2年)12月に亡くなるまで半世紀以上にわたり画家、絵本作家、装丁家、エッセイストとして多彩な活躍を続け、国内外の数々の賞を受賞しました。
本展では、津和野町立安野光雅美術館のコレクションより、1960~70年代の「ふしぎなえ」「さかさま」「ふしぎな さーかす」や、2004年から4年の歳月をかけて中国をスケッチ旅行し完成した大作「繪本 三國志」など、初期から晩年までの代表的な作品を展示し、やさしく、美しく、ユーモアと不思議にあふれた安野ワールドをご覧いただきます。さらに、展覧会の最後の章では、安野が手がけた井上ひさしの本の表紙原画や、劇団「こまつ座」のポスター原画などにより、井上ひさしとコラボした仕事を紹介します。
この展覧会は作家存命中の2020年春に新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止した企画を改めて開催するものです。
会期 | 2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日) |
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会場 | あべのハルカス美術館 Google Map |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 |
時間 |
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休館日 | 10月16日(月) |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 大高生 1,200円(1,000円) 中小生 500円(300円) 前売ペア券(一般2枚 / 1枚ずつ使用可)2,500円 前売親子券(一般+中小生 / 2名同時入館に限る)1,500円
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TEL | 06-4399-9050 |
URL | https://www.ktv.jp/event/anno/ |
3.0
こどもの頃、安野光雅さんの世界はどことなく漂うノスタルジックな感じにより、少し怖い気がしていました。今見ると、このノスタルジックな感じが懐かしいというか、心にささります。安野さんの世界は、色々な世代の心に残るものだと改めておもいました。
5.0
55年前に描かれた作品も色彩が美しいままで、最初の作品から精密なタッチにびっくりしました。何度も安野さんの展覧会には行っているのに、まだ見たことがない作品がたくさんありました。空想過多といわれる作者の94年の人生を堪能出来ました。
5.0
細部にまでこだわりや遊び心が込められていて、全作品を本気で観たらヘトヘトになります。「連れて帰りたい!」と思った方は是非ミュージアムショップでご購入を。
人の営みの温かさやユーモア溢れる作品が「これでもか!」という程、展示されていて大人も子どもも楽しめますよ。
靴を脱いで絵本を観ることができるエリアもあるので、ゆっくり時間を取って行っていただきたい展覧会です。
4.0
とても緻密な絵で色合いも美しくとても見応えがありました。
紙質にもこだわっておられ、特に三国志のお話の布に書かれた絵は特に趣がありました。
絵本は子どもたち想像力を育むような工夫がされていて、今後も長く読み続けられる作品になるのだろうなと感じました。
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