5.0
若き日の坂本繁二郎先生の作品は必見です。
2017年の藤島武二の生誕150年記念展以来の訪問です。
渡欧以降の作品の評価は勿論のことですが20代くらいまでの作品には驚愕しました。必見です。
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坂本繁二郎(1882-1969)は福岡県久留米市に生まれます。同級生に青木繁(1882-1911)がおり、互いに切磋琢磨する青年期を過ごしています。
20歳で青木を追うように上京。小山正太郎の主宰する不同舎に学び、展覧会出品作が数々の賞を受けるなど順風満帆な画業をスタートさせます。39歳の時に渡仏し3年間の留学生活を終えると、その足で家族の待つ久留米に帰ります。
以降、画壇の煩わしさを避け、郷里にほど近い八女にアトリエを構え、文人のごとき作画三昧の生活を送ることとなります。
戦後になって、九州の彼の地で戦前と変らぬ穏やかさをたたえた作品を制作し続けていた坂本が“発見”されます。坂本の人となりと作品は瞬く間に人々の注目と喝采を浴びる存在となり、74歳の時に文化勲章を受章するにいたります。
坂本は、ヨーロッパ留学までは牛を、帰国後は馬を、戦後は身の回りの静物、最晩年は月を主なテーマとして取り上げます。限られたテーマを描き続けた坂本の作品は、同じモティーフを取り上げながらも一つ所に留まることはなく、主題は平凡でありながら、精魂を傾け仕上げられた画面は厳かな静謐さをたたえています。
「描きたいものは目の前にいくらでもある」という言葉は、奇をてらうことのなく、自然と向き合い対象を凝視する彼の作画態度を表した言葉といえましょう。
本展は、没後50年にあたり、坂本の最初期作から晩年まで、彼の絵画が成熟していく過程を人生の歩みとともに明らかにしていくものです。
約140点の油彩、水彩、水墨画等に加えて、互いに磨きあい、支えあった盟友、青木繁の作品も合わせて展示します。
会期 |
2019年7月14日(日)~2019年9月16日(月・祝)
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会場 | 練馬区立美術館 Google Map |
住所 | 東京都練馬区貫井1-36-16 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ※7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、 9月16日(月・祝)は開館 7月16日(火)、8月13日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 1,000円 高校・大学生および65~74歳 800円 中学生以下および75歳以上 無料(その他各種割引制度あり)
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TEL | 03-3577-1821 |
URL | https://www.neribun.or.jp/museum.html |
5.0
2017年の藤島武二の生誕150年記念展以来の訪問です。
渡欧以降の作品の評価は勿論のことですが20代くらいまでの作品には驚愕しました。必見です。
5.0
坂本繁二郎のことは知らなかったのですが、SNSで展覧会の評判を知り、伺いました。
同郷で同級生の青木繁は、若くして名声を得ましたが29才で夭折したのに対し、坂本は30才になってようやく知られるようになり、87才の生涯描き続け、文化勲章も得ています。
個人的には、最終ブースの月のシリーズに惹かれました。
「馬屋の月」ステキでした。
会場には、坂本のインタビュー映像(13分ほど)もあるので、是非見てみてください。
4.0
坂本繁二郎、良かったです。
少年時代から死ぬまで絵描きだったんでしょうね。
同じ題材を繰り返し執拗に描き続けることで得た個性と作風。
静物とか結構この人マジでヤバイんじゃないかという。
光に惹かれ光を求め光を描き続けたということで目黒区美術館の
太田喜二郎とも呼応している感もあるので併せて楽しんでも良いかもしれません。
ゾン美の協力のもと、青木繁作品も展示しています。
展示は2階からスタートですが1階展示室奥の坂本繁二郎の画業を俯瞰出来る映像から見ても良いと思います。
空いていました。
-
躍動感溢れる、馬の絵がおおくありました。
「馬」というと、競走馬というイメージがありますが
ここで見る「馬」は、生活に近いというか、元気を
もらえる、おうまさんです。今回も行ってみたいと
思っています。
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