名物裂と古渡り更紗

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)

  • 開催期間:2019年11月2日(土)~2019年12月15日(日)
  • クリップ数:9 件
  • 感想・評価:3 件
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国宝 曜変天目(「稲葉天目」)と 「紺地二重蔓牡丹唐草文金地金襴仕覆」 と「白地雲文金襴仕覆」「曜変天目」南宋時代(12~13世紀)「紺地二重蔓牡丹唐草文金地金襴仕覆」明時代(14~15世紀)「白地雲文金襴仕覆」明時代(15~16世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
重要文化財 油滴天目と「黄地段替り幾何学文撚金錦仕覆」「油滴天目」南宋時代 「黄地段替り幾何学文撚金錦仕覆」清時代(17~18世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
重要美術品 唐物茄子茶入「利休物相」(伊達家伝来)の次第 南宋~元時代(13~14世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
「利休物相」付属仕覆: 左から「蜀金仕覆」「輪違緞子仕覆」 「薄茶羅地唐花文刺繍仕覆」「笹蔓手唐草文緞子仕覆」 「唐花兎文段織仕覆」 明時代(15~16世紀)静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
重要美術品 唐物肩衝茶入「樋口肩衝(山井肩衝)」(伊達家伝来)と仕覆 :「白極緞子仕覆」(右)と「望月間道仕覆」(左)「白極緞子仕覆」 明時代(14~15世紀)「望月間道仕覆」明時代(16~17世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
瀬戸肩衝茶入「白肩衝」と付属仕覆 左から「牡丹唐草金襴仕覆」、「鶏頭金襴仕覆」、 「金地天鷲絨(ビロード)挽家仕覆」「牡丹唐草金襴仕覆」明時代(15~16世紀) 「鶏頭金襴仕覆」元~明時代(14~15世紀) 「金地天鷲絨(ビロード)挽家仕覆」時代・産地不明 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
黒塗大棗 利休在判 仕覆:(左から)「蓮池水禽文縫取織仕覆」 「白地二重蔓牡丹文金襴仕覆」「茶地大牡丹文金襴仕覆」 御物袋:「朱縮緬」、 箱たとう:「白地萌黄縞唐桟」(裏は鹿皮) 黒塗大棗 利休在判 桃山時代(16世紀) 「蓮池水禽文縫取織仕覆」清時代(17~18世紀)「白地二重蔓牡丹文金襴仕覆」明時代(15世紀) 「茶地大牡丹文金襴仕覆」明時代(15世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
原羊遊斎作 不昧好「八重菊蒔絵大棗」と「奈良金襴(萌黄地蜀江文金襴)仕覆」 原羊遊斎作 「八重菊蒔絵大棗」不昧好(不昧在判) 江戸時代(文化14年・1817) 「奈良金襴(萌黄地蜀江文金襴)仕覆」 明時代(15~16世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
「朱泥倶輪珠茶銚」と「紋尽手更紗仕覆」、「黄地草花文金更紗仕覆」 「朱泥倶輪珠茶銚」宜興窯 清時代(18~19世紀) 「紋尽手更紗仕覆」、「黄地草花文金更紗 仕覆」 インド(17~18世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
茶誂の仕覆さまざまー 「草花文更紗仕覆」「格天井更紗仕覆」「亀甲手更紗仕覆」「菱手更紗仕覆」 「巴手更紗仕覆」など インド(17~18世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
「竹刻漁舟図仙媒」(別面:詩文)の「白地草花文金更紗仕覆」、 「斑竹仙媒」の「葡萄手栗鼠手更紗仕覆」 インド(17~18世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
「錫菱形茶心壺」と「錫六角茶心壺」、 ともに仕覆は「緑地花枝文金更紗仕覆」 「錫菱形茶心壺」と「錫六角茶心壺」 清時代 「緑地花枝文金更紗仕覆」 インド(18~19世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
梶川作「桐鳳凰蒔絵箪笥(内、壽字尽・名物裂尽)」 江戸時代(18~19世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
「青花祥瑞写捻文深鉢」(水屋甕) 景徳鎮窯 清時代・乾隆44年(1779) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

わが国特有の発達をみせた茶の湯文化、そして文人の嗜みとして流行した煎茶文化の世界では、中国をはじめ海外から舶載された文物を用い、大切に伝えてきました。

そのうちには高級な染織品も含まれ、それらは室町時代以降の唐物賞玩のなかで、絵画・墨蹟の表具裂や、茶道具を包み飾る「仕覆(仕服)」となり、茶人たちの鑑賞の対象となりました。

この貴重な渡来織物である「金襴」「緞子」「間道」などは、今日“名物裂”と総称されています。

また江戸時代以降、型や手描きによる草花・鳥獣、幾何学文様などを色鮮やかに染めた木綿布“更紗”が、ポルトガルやオランダの南蛮船や紅毛船、中国船などによってもたらされると、これも数寄者たちを大いに魅了しました。

とりわけ江戸時代中期頃までに輸入されたインド製更紗の一群は、後世“古渡り更紗”と呼ばれ、茶道具では箱の包み裂に、煎茶道具では、茶銚・茶心壺の仕覆や敷物として重用されました。

本展は、静嘉堂所蔵の茶道具と煎茶道具に含まれる優れた染織品を精選し公開するものです。永い歴史をへて、今日に美しいデザイン、繊細な手の技を伝える染織の優品を、この機会にどうぞご堪能下さい。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年11月2日(土)~2019年12月15日(日)
会場 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) Google Map
住所 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
  • 金曜日は10:00~18:00(最終入館時間 17:30)
休館日 月曜日 
11月5日(火)
※ただし11月4日は開館
観覧料 一般 1,000円
大高生 700円
障害者手帳をお持ちの方および同伴者1名 700円
中学生以下 無料
  • ※20名以上の団体、200円割引
TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.seikado.or.jp/

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

至福の仕覆♥静嘉堂文庫初の染織展

お茶道具の所蔵がとにかく素晴らしい、静嘉堂文庫初の染織展ということと、
久しぶりの好天なのでしょうか。なかなかの人出でした。
名品を守る仕覆の布小物たちを、思う存分に楽しめました。染織の可愛らしさにほっこりし、美しさにため息が出ます。
大名茶人・松平不昧公の編纂による「古今名物類聚」、菊蒔絵の棗と金襴の仕覆の展示は、昨年に三井記念美術館で開催された松平不昧展を思い出しました。
 久しぶりの当館への訪問、庭園の階段も歩きやすく改装されていて道沿いのツワブキの黄色い花が素敵でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

5.0

曜変天目と油滴天目にそれぞれの仕覆が勢ぞろい

エントランスに油滴天目(写真撮影可)、展示室の入ってすぐに曜変天目と初めから豪華な展示に眼福です。仕覆(袋)も一緒に拝見するのはとても珍しく、豪華な生地に見とれました。

生地の拡大写真もあり、特徴の説明も読みやすく、仕覆と供に置かれている茶道具等も小さくてかわいらしいものがたくさん。

帰りにショップでA5判の「名物裂と古渡り更紗 鑑賞の手引き」350円を購入。写真と解説文が満載で、いい記念になりました。この体裁とお値段はうれしいです。先に買って読みながら展示室を回ればよかったとちょっと後悔。

二子玉川駅行の帰りのバス、平日だったためか珍しく時間通り来て、次の目的地の五島美術館までスムーズに移動できました。静嘉堂行の東急バス、11月から経路と時刻が変わっていますので、ご注意ください。

五島美術館でも名物裂の展示があり、静嘉堂で見たのと同じ?と思う名物裂や更紗がありました。

5.0

名物とともに美しい古裂がたくさん

名物とともに大切に扱われてきた古裂。本来は大事な名物(茶器など)を守るために作られた袋物ですが、数寄者たちはさらにとっておきのお気に入りのぬのでこしらえたため、ものによっては中身よりも価値の高いものもあったりして、実はひそかな豪華品が勢ぞろいです。
国宝の曜変天目もその仕覆と一緒に展示されていますが、仕覆の美しいこと!!単眼鏡でその織目のひとつひとつをじっくり見ていただきたい!!繊細な手仕事が伝わってきます。油滴天目も同じく仕覆も展示されており、静嘉堂さんのいいものがでそろった感じです!!絶対に必見!!

THANKS!をクリックしたユーザー
はるにゃんさん

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重要美術品 唐物茄子茶入「利休物相」(伊達家伝来)の次第 南宋~元時代(13~14世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

「利休物相」付属仕覆: 左から「蜀金仕覆」「輪違緞子仕覆」 「薄茶羅地唐花文刺繍仕覆」「笹蔓手唐草文緞子仕覆」 「唐花兎文段織仕覆」 明時代(15~16世紀)静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

重要美術品 唐物肩衝茶入「樋口肩衝(山井肩衝)」(伊達家伝来)と仕覆 :「白極緞子仕覆」(右)と「望月間道仕覆」(左)「白極緞子仕覆」 明時代(14~15世紀)「望月間道仕覆」明時代(16~17世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

瀬戸肩衝茶入「白肩衝」と付属仕覆 左から「牡丹唐草金襴仕覆」、「鶏頭金襴仕覆」、 「金地天鷲絨(ビロード)挽家仕覆」「牡丹唐草金襴仕覆」明時代(15~16世紀) 「鶏頭金襴仕覆」元~明時代(14~15世紀) 「金地天鷲絨(ビロード)挽家仕覆」時代・産地不明 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

黒塗大棗 利休在判 仕覆:(左から)「蓮池水禽文縫取織仕覆」 「白地二重蔓牡丹文金襴仕覆」「茶地大牡丹文金襴仕覆」 御物袋:「朱縮緬」、 箱たとう:「白地萌黄縞唐桟」(裏は鹿皮) 黒塗大棗 利休在判 桃山時代(16世紀) 「蓮池水禽文縫取織仕覆」清時代(17~18世紀)「白地二重蔓牡丹文金襴仕覆」明時代(15世紀) 「茶地大牡丹文金襴仕覆」明時代(15世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

原羊遊斎作 不昧好「八重菊蒔絵大棗」と「奈良金襴(萌黄地蜀江文金襴)仕覆」 原羊遊斎作 「八重菊蒔絵大棗」不昧好(不昧在判) 江戸時代(文化14年・1817) 「奈良金襴(萌黄地蜀江文金襴)仕覆」 明時代(15~16世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

「朱泥倶輪珠茶銚」と「紋尽手更紗仕覆」、「黄地草花文金更紗仕覆」 「朱泥倶輪珠茶銚」宜興窯 清時代(18~19世紀) 「紋尽手更紗仕覆」、「黄地草花文金更紗 仕覆」 インド(17~18世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】

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