5.0
新年早々、微笑ましく心和みました
動物たちのなんともいえない表情にニコニコしっぱなしでした。あちらから話しかけてきそうな雰囲気で 動物達が人間達を取り囲んで見ているようでした。初公開の「白象黒牛図屏風」の2頭は今にも動き出しそうでした。
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毎年恒例となったこの時期の円山応挙筆「国宝 雪松図(ゆきまつず) 屏風」の公開にあわせ、館蔵品の中から、動物に焦点をあわせた展覧会です。
館蔵品の中から、動物が描かれた絵画や、動物をかたどった茶道具や工芸品をセレクトして展示します。
動物というと哺乳類をイメージしますが、ここでは動物を広くとらえて、想像上の動物である龍や獅子、鳳凰なども含め、哺乳類のほか、鳥類、魚貝類、昆虫なども含めます。
鳥類は、正月にふさわしい鶴や鶏などに限定していますが、昨年の花鳥展で取り上げた鳥の特集の続編でもあり、花鳥展をご覧いただいた方々には、この展覧会で三井記念美術館の動物アートの全貌がご理解いただけます。
日本と東洋の古美術のなかで、身近な動物たちが様々に描かれた絵画、また、機知に富んで愛らしく造形化された茶道具や、超絶技巧の各種工芸品に、伝統的な「動物アート」の一端を、楽しみながら鑑賞いただきます。
なお、例年通り「国宝 志野茶碗 銘 卯花墻(うのはながき)」も、茶室「如庵」ケースにて展示します。
さらに、今回は外部からの特別出品として長沢芦雪筆「白象黒牛図屏風」(新出・初公開)を展示します。
会期 |
2018年12月13日(木)~2019年1月31日(木)
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会場 | 三井記念美術館 Google Map |
住所 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 1月27日(日) 年末年始 12月26日(水)~1月3日(木) ※ただし、12月24日(月・振休)、 1月14日(月・祝)、1月28日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学・高校生 500円(400円) 中学生以下 無料
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TEL | 050–5541–8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.mitsui-museum.jp/ |
5.0
動物たちのなんともいえない表情にニコニコしっぱなしでした。あちらから話しかけてきそうな雰囲気で 動物達が人間達を取り囲んで見ているようでした。初公開の「白象黒牛図屏風」の2頭は今にも動き出しそうでした。
5.0
茶道具に関して、兎が流行ったのか?と思うほど兎の絵が多く、驚きでした。《陶製象香炉・金襴手宝珠形火屋》はものすごくかわいかったです。
私が気に入ったのは《花鳥動物図 栗鼠瓜》《秋草に兎図襖》《八幡太郎義家蒔絵額》、保全と和全の香合も親子という感じがしてとてもよかったです。《染象牙貝尽置物》は精巧に作られた感じがしました。
行ってよかったと思う展覧会でした。
5.0
年明け早々に見に行ってきました。
いつもながらのしっとりとして素晴らしい作品揃いです。
昨年よりも動物感がすくなめで、大人向けの感じの作品が多かった気がしますが、それでも十分に楽しめました。
昨年タイミングを逃してしまった志野茶碗も今年は十分にたのしめたし、大満足です。
4.0
国宝はもちろんですが、あらためて日本美術の伝統の良さを実感できました。
ぜひ鑑賞されることをお勧めします。書、絵画、焼物どれをとっても見入ってしまいます。
3.0
国宝《雪松図屏風》を見に三井記念美術館へ。
土曜午後でしたが結構お客さんがいました。
応挙はんの《滝に亀図》がとても良いです。
《雲龍図》も見る。そういえば現在東博にも応挙はんの龍図が展示されています。
長沢芦雪《白象黒牛図屏風》もステキですね。
本作を含めて3作同型のものがあるそうです。
江戸の時代にも数寄者がいたのだなぁ。
屏風の枠に収まらないところが芦雪っぽいです。
他に酒井抱一、森狙仙、沈南蘋など。
江戸絵画好きには4室はたまらないでしょう。
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三井さん、実ははじめての訪問。前室、第一室・二室は昔からのものだそうで、重厚な内装。
まずは茶道具から入る。
今回のテーマにそった動物モチーフのもの。点数がしぼってあるので見やすい。
兎モチーフのものが案外多く、黒楽と仁清の水差しがチャーミング。
途中に 如庵のレプリカ。三井高棟が買って大磯にあった時代もあったとか。
志野茶碗が置かれている。
第4室がメインの 雪松図。
応挙作品の国宝指定はこれ一点のみだそうだ。ちょっと意外。
金泥と墨と紙の色がやわらなか光を生んでいる。なんとも優雅。
上品で優しい筆致の応挙の描く動物も豊富で和む。
脇に蘆雪の巨大な白象黒牛。
造形のおおらかさというか大胆さも楽しいけど、それぞれちいさなカラスと狆がペットのように描きこまれているのが微笑ましい。
そして、酒井抱一の襖 兎に秋草図 ヘギが斜めにしきつめてた上に描かれていて、強めの乾いた風を想像させる。とても素敵。
切手の部屋を経て、最後の部屋は 十二支の絵巻物や 象彦の蒔絵など。
柄井川柳の肖像画もあった。
4.0
雪松図屏風の名前だけは、以前から聞いたことがありました。今回この美術展で初めてみることができました。
まるで松が生きているかのような、雪が松の枝から滑り落ちる音が聞こえるような、圧倒的な作品でした。
また白象黒牛図屏風も強く印象に残っている展示です。
悠然としている象・牛。そして、黒い牛のそばにいる子犬の少し間の抜けた顔がかわいらしく描かれており、この屏風の存在感は強いのですが嫌な圧迫感がなく、長くゆったりとした気持ちで見ることができました。
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