千代田区×東京ステーションギャラリー「夢二繚乱」

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2018年5月19日(土)~2018年7月1日(日)
  • クリップ数:16 件
  • 感想・評価:4 件
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『婦人グラフ』第3巻第5号表紙 大正15(1926)年 千代田区教育委員会蔵
画文集『揺籃』表紙 明治36(1903)年 千代田区教育委員会蔵
《港屋絵草紙店》大正3(1914)年 千代田区教育委員会蔵
《大椿》大正3-4(1914-15)年 千代田区教育委員会蔵
セノオ楽譜《ロリタ》原画 大正12(1923)年 千代田区教育委員会蔵
セノオ楽譜《雲雀》原画 大正13(1924)年 千代田区教育委員会蔵
『出帆』原画 昭和2(1927)年 千代田区教育委員会蔵
『出帆』原画 昭和2(1927)年 千代田区教育委員会蔵
《白木蓮と乙女》大正8(1919)年頃 千代田区教育委員会蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

展覧会は4章構成になっています。第1章では、夢二の若き日々を検証します。第2章では、出版や印刷・版画などを中心にした夢二の仕事を、第3章では、その中でも音楽や楽譜にまつわる仕事を取り上げ、第4章では、夢二の自伝小説『出帆』原画と、没後の龍星閣による出版活動などを紹介します。

◆ 第1章 夢二のはじまり
若かりし学生時代、夢二は新聞、雑誌に絵や詩を投書して糊口を凌いでいました。転機となったのは、明治38(1905)年6月に『中学世界』夏期増刊「青年傑作集」へ投書したコマ絵「筒井筒」の第一賞入選、そして明治42(1909)年の『夢二画集 春の巻』の刊行です。

本展では、早稲田実業学校に在学中に制作した肉筆の画文集『揺籃(ようらん)』を初公開し、若き日の夢二の姿を紹介すると同時に、初期の作例を通して、どのように画家として歩み始めたのか、夢二の原点に迫ります。

◆ 第2章 可愛いもの、美しいもの
大正3(1914)年10月、日本橋呉服町に「港屋絵草紙店」が開店します。夢二が正式に結婚した唯一の女性・岸たまきが主人を務めた港屋は、夢二がデザインした千代紙、便箋や封筒、半襟などを販売するブランドショップでした。また、恩地孝四郎や田中恭吉ら若い芸術家たちが集い、作品を発表できるギャラリーでもありました。

この時期には「夢二式美人」のスタイルが確立されただけでなく、絵葉書、雑誌の表紙や挿絵、本の装幀など、多方面にわたって夢二は活動を展開させていきました。自らの個展の開催にも意気込む一方で、鑑賞者や読者、女性や子どもの手に届く美術を提供し続けた夢二の幅広い画業を見ていきます。

◆ 第3章 目で見る音楽
夢二は数多くの楽譜の表紙を描いています。代表的なのは、セノオ音楽出版社より発刊されたセノオ楽譜で、日本や世界各国の楽曲のイメージをさまざまなジャンルの要素を取り入れたデザインで表現しました。夢二は自ら作詞を手がけた「宵待草」のほか270点余りの楽譜で、いわばジャケットを任されています。

また、夢二は童謡の楽譜にも積極的に参加しました。夢二が描いた大正時代の豊かな音楽の世界を紹介します。

◆ 第4章 出帆
昭和2(1927)年に都新聞で連載された『出帆(しゅっぱん)』は、夢二の半生を綴った自伝小説です。挿絵には、彼の愛した女性たちや彼女たちと訪れた風景、あるいは抽象的な心理描写などが水墨で描かれています。

『出帆』の連載後に海外へ旅立った夢二は、自ら新聞記事を切り抜いてまとめ、『出帆』の書籍化を友人らに託していました。夢二と交流した人々や龍星閣が尽力した夢二の著作や画集の刊行を通して、夢二を支え、見出し、繋いだ出版について再考します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年5月19日(土)~2018年7月1日(日)
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜日は20:00まで開館
    ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日 
※6月25日をのぞく月曜日
観覧料 一般 900円(700円)
高校・大学生 700円(500円)
  • ※( )内は前売料金
    ※中学生以下無料
    ※20名以上の団体は、一般800円、高校・大学生600円
    ※障がい者手帳等持参の方は当日入館料から100円引き(介添者1名は無料)
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201805_yumeji.html
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

もっと時間があれば

金曜の夜。閉館一時間前に滑り込みました。
入口に掲げられた大きなポスターにもうっとりでしたが、中に入ると沢山の作品が展示されたおりました。ひとつひとつ丁寧に見たかったのですが1時間ではとても周りきれず最後の方は飛ばすように見て行きました。夢二の世界観や人生がとても丁寧に描かれたれ展示であったと思います。

5.0

最後がいい

実にいろいろな資料が並んでいるが、当時の都新聞連載の自伝的小説「出帆」の原画を夢二の年譜に合わせて展示した最後のコーナーが圧巻で、これだけでも観る価値があると言える。
自伝であるから、年譜の記載と一致する訳で、心憎い展示方法といえる。

5.0

夢二のマルチな才能を窺い知ることが出来る

竹久夢二が手がけた作品は美人画だけにとどまらず本の装丁や挿絵、詩、デザイン、人形に至るまで実に多岐に渡った創作活動をしていました。今回の展示はそんな彼のマルチな才能に触れることができ、まさに竹久夢二ファン必見の展示です。

THANKS!をクリックしたユーザー
mymelo6979さん、Audreyさん

4.0

夢二は画家か?

竹久夢二は画家なのか?
時にそんな疑問がわくことがあります。本画と呼ばれる本格的な絵よりも、もっとこう瀟洒で小ぶりな、挿絵とか、装丁とか、そんなところで活躍をしたというイメージなのです。
東京ステーションギャラリーで開催の「夢二繚乱」はまさにそんな夢二のイメージを美術館いっぱいにつめこんだ展覧会。出版社龍星閣から千代田区に寄贈された夢二コレクションはまさに繚乱。
出版社からの寄贈という性格から、挿絵、書物装丁、雑誌表紙をはじめとして、「港屋絵草紙店」で販売され当時の女性に大人気の千代紙や絵葉書などの小物類、包装紙のデザインまで、夢二の仕事の全貌がうかがい知れます。
夢二自身の著作も多く展示されているなかで、自伝的な小説「出帆」の挿絵原画が初公開されているのも見所。
こうしてみると、夢二は画家というより、デザイナーであり、アートディレクターだったのかもしれません。
大正ロマンでくくられることの多い、夢二の全体像を知るによい展覧会でした。

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『婦人グラフ』第3巻第5号表紙 大正15(1926)年 千代田区教育委員会蔵

画文集『揺籃』表紙 明治36(1903)年 千代田区教育委員会蔵

《港屋絵草紙店》大正3(1914)年 千代田区教育委員会蔵

《大椿》大正3-4(1914-15)年 千代田区教育委員会蔵

セノオ楽譜《ロリタ》原画 大正12(1923)年 千代田区教育委員会蔵

セノオ楽譜《雲雀》原画 大正13(1924)年 千代田区教育委員会蔵

『出帆』原画 昭和2(1927)年 千代田区教育委員会蔵

『出帆』原画 昭和2(1927)年 千代田区教育委員会蔵

《白木蓮と乙女》大正8(1919)年頃 千代田区教育委員会蔵

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