シャガール 三次元の世界

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2017年9月16日(土)~2017年12月3日(日)
  • クリップ数:17 件
  • 感想・評価:5 件
シャガール 三次元の世界 東京ステーションギャラリー-1
© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2707
シャガール 三次元の世界 東京ステーションギャラリー-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

画家、版画家として著名なマルク・シャガールですが、晩年に多くの彫刻を制作していたことはあまり知られていません。

シャガールが彫刻制作を始めたのは1951年、すでに63歳になっていました。この時点で、ブランクーシやジャコメッティといった彫刻家たちによって、またピカソやマティスなどの創意に富んだ彫刻作品によって、20世紀彫刻の造形言語は大きく書き換えられていました。しかしシャガールは、さまざまな新しい試みを知らないかのように、全く独自の、他のどんな20世紀彫刻とも似ていない作品を創り出します。

【FEATURE|内覧会レポート】心満たされるシャガールの彫刻。「初めて粘土を触った子供が楽しみながら作っているような作品が多い。その楽しさが伝わって、人に幸福感を与えるのではないか」(東京ステーションギャラリー館長 冨田章氏談)

◆ 交錯する平面と立体
シャガールの彫刻は、絵画や版画の表現と不可分の関係にあります。シャガールの典型的な絵画作品と同じように、彫刻においても多くのモティーフが重層的に表現され、物語を紡ぎ出していくのです。それは聖書に題材をとった一場面であることもあれば、愛の喜びを奏でる牧歌的な一場面のこともあります。もちろんそれは、単なる絵画の立体化ではなく、彫刻でなければ表現できない世界が創造されているのです。

◆ シャガールの三次元世界
シャガールの彫刻作品を、日本で初めて本格的に紹介する本展では、平面作品と深い関わりをもつシャガール彫刻の特徴を踏まえたうえで、関連のある素描や絵画、同主題の絵画などとともに展示し、シャガールの三次元世界を巡ります。日本初公開作品を多数含む、油彩・水彩70点、彫刻・陶器60点、素描・版画等40点で構成される本展は、新しいシャガール像に触れる貴重な機会となることでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2017年9月16日(土)~2017年12月3日(日)
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜日は20:00まで開館
    ※入館は閉館30分前まで
休館日 月曜日 
(9月18日、10月9日は開館)
9月19日(火)、10月10日(火)
観覧料 一般 1,300円(1,100円)
高校・大学生 1,100円(900円)
中学生以下無料
  • ※( )内は前売料金。7月1日(土)~9月15日(金)販売。
    ※20名以上の団体は、一般 800円、高校・大学生 600円
    ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201709_chagall.html
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

シャガールの彫刻

シャガールがよく取り上げたモチーフについて、絵画作品と彫刻作品を比較しながら鑑賞することができました。二次元から三次元への表現の広がりを感じることができ、素晴らしい展覧会です。

5.0

印象がガラリと

おそらく多少なりともシャガールの絵画を観たことのある人なら、インパクト大な展覧会。

正直、これまでは何となく興味の範疇から外れていたシャガール。

なんだかこの人の人格というか生き様が伝わり、ただただグッときて、アートにハマった頃の感覚を思い出しました。

5.0

素晴らしい展覧会

シャガールの立体作品というと、ピカソに比べて知られていないが、実は、以前描いた絵画を後に立体にしたものが多い。
ということは、要は、シャガールは、思い入れのある作品は繰り返し利用したということで、シャガール自身がどの作品に思い入れが深いか、知ることもできる。
2次元の絵画、3次元の彫刻など、更に版画も入り混じり、たいそう見応えのある展覧会で、更に、ユダヤ教徒であるシャガールの信仰が反映された作品も多く、単に、愛の画家というイメージを覆す、素晴らしい展覧会。

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しゃけトマトさん

5.0

想像以上に素晴らしい立体作品の数々

シャガールが彫刻作品も手掛けていたとは全く知りませんでした。今回初めて目にしたのですが、60歳を過ぎてから始めたということですが、シャガールの世界感が、存分に表れた立体作品ばかりで、非常に楽しめました。

パリのオペラ座(ガルニエ)の天井に描かれた赤・青・黄・緑・白の色彩美しいシャガールの愛に満ちてまばゆいばかりの絵の世界を目にして以来、シャガールが大好きですが、彫刻にも変わらずシャガールの想いがたっぷりと詰まっているようで、幸せな気持ちになりました。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん

5.0

興味深いです。

シャガールのあの独特の色使いとかは絵画で十分見ていたし、その色がすきでもあったのですが、これが陶器になると、もっとステキに!!色付けしていないものも、大理石の彫刻もどれもコレも、すばらしくて、2次元から立体になって、もっとステキな世界が広がった感じがします。リピートしたい展覧会です。

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