奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人

ちひろ美術館・東京

  • 開催期間:2017年5月19日(金)~2017年8月20日(日)
  • クリップ数:5 件
  • 感想・評価:3 件
奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人 ちひろ美術館・東京-1
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茂田井武 絵物語「夢の絵本」より 1948年
茂田井武 絵物語「宝船」六 1939年
茂田井武 アクロバット 1932-33年頃
茂田井武 画帳「続・白い十字架」より 1931-35年
茂田井武 「幼年画集」より 1946-47年
茂田井武 クマ、ジープ、デンシャ、ハネ 1949年
茂田井武 『セロひきのゴーシュ』(福音館書店)より 1956年
奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人 ちひろ美術館・東京-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

戦後の混乱期の子どもの本におびただしい数の絵を描きながら、日本の絵本の隆盛期を待たずに早逝した茂田井武。その画業は大切に受け継がれ、後に続く多くの画家たちにも影響を与えてきました。

茂田井が亡くなった3年後に生まれ、今まさに現代美術のアーティストとして世界的に活躍する奈良美智も、茂田井の絵に心ひかれるひとりです。

本展では、奈良美智が今も「新しい」と感じる茂田井武の作品を選び、展覧会を構成します。

◆茂田井 武(もたい たけし 1908~1956)
東京日本橋生まれ。
1923年、生家の旅館が関東大震災で全焼する。中学卒業後、太平洋画会研究所、川端画学校などで絵を学び、アテネ・フランセに通う。
1930年シベリア鉄道で渡仏、パリの日本人会で働きながら独学で絵を描き、日々の生活を画帳に描きとめた。
1933年に帰国。職を転々とした後、成人向け雑誌「新青年」などに挿し絵を描き、1941年から絵本を手がける。
1946年日本童画会入会。戦後日本の復興期に絵本、絵雑誌などの仕事で活躍する。
1954年小学館絵画賞受賞。48歳で亡くなるまで、病床で絵を描き続けた。

◆奈良 美智(なら よしとも 1959~)
青森県生まれ。
1988年、愛知県立芸術大学大学院修了の翌年にドイツに渡り、国立デュッセルドルフ芸術アカデミー修了。その後も、99年までドイツに滞在して制作と活動を行う。
2000年に帰国後、日本を拠点に世界中で展覧会を開催する。
2001年と2012年に横浜美術館で大規模個展、また2010年にはAsia Society Museum(ニューヨーク)、2015年にはAsia Society Hong Kong Center(香港)にて個展を開催した。絵画を中心にドローイングや彫刻など幅広い表現で、国や文化背景を超えた人々と共振し支持を得る。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2017年5月19日(金)~2017年8月20日(日)
会場 ちひろ美術館・東京 Google Map
住所 東京都練馬区下石神井4-7-2
時間 10:00~17:00
  • 3月は ~16:00
    (入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日 
※月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日休
※8/1~8/20は無休
観覧料 大人800円
高校生以下無料
  • ※グループ(有料入館者10名以上)、学生証をお持ちの方、65歳以上は700円
    ※障害者手帳ご提示の方は400円、介添の方は1名まで無料。視覚障害のある方は無料となります。(二重割引はいたしておりませんのでご了承ください。)※ちひろ美術館(東京・安曇野)では「年間パスポート」(2,500円)あり
TEL03-3995-0612 テレフォンガイド 03-3995-3001
URLhttps://chihiro.jp/tokyo/
割引券https://chihiro.jp/foundation/contact/surveyform/

ちひろ美術館・東京の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

奈良美智さんがつくった、茂田井武展

以前、銀座のギャラリーで、茂田井武展を鑑賞したことがあり、今回は違った趣向の展覧会でよかったです。
シベリア鉄道で、欧州を放浪した変遷がスケッチブックなどで辿れて興味深く、娘さんたち家族への愛情を感じられる作品もあり、微笑ましかったです。

5.0

珍しい欧州旅行中のスケッチが秀逸です。

大好きなちひろ美術館で、大好きな奈良美智さんがセレクトした、茂田井武さんの作品です。
珍しい事に、若き日の欧州旅行中に描きためたスケッチがたくさん展示されています。絵本の原画は観る事はあっても、スケッチブッックは なかなか見られません。
そして、奈良さんが選ばれたこのスケッチが、なんともノスタルジーをかき立てるのです。絵のそばに、奈良さんがコメントを付けていらして、一緒に旅をしながらスケッチブックをめくっているような気分を味わえます。
経年変化で、紙がどんどん変色してきていますので、この機会にぜひ観ておきたいものです。
なかでも、有名なサーカスの少女「アクロバット」のかわいらしさったらありません。
ちょうど夏休みでもあります。お子様用のプレイルームがあったり、美味しいおやきが食べられるカフェもあるちひろ美術館。のんびり ゆったりした時間を過ごすにぴったりの展覧会です。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

4.0

あまり良く知らない画家ですが

埋もれた絵本作家、茂田井武という人を紹介する。
本館の第1展示室と第2展示室を使う。
奈良さんが、再構成されたそうで、「昔みた絵本を確かめていくなかで再発見した」のが、茂田井だったそうだ。
何しろ、茂田井は、1930年,東京を発って、ハルピン、シベリア、パリと放浪の旅を続け、そこで描いた作品もかなり展示されている。
「続 白い十字架」という作品もあるが、「白い十字架」とは、スイスの国旗の事だそうで、要は、ヨーロッパで描いたということを意味する。
全然絵本ではなく、油彩画なので、奇異に思うが、この人が、絵本に挑戦するのは、戦中から戦後にかけて、子どもが出来てからのようだ。
確かに、外国を放浪していて、忘れられた画家ではある。

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出展作品・関連画像IMAGES

茂田井武 絵物語「夢の絵本」より 1948年

茂田井武 絵物語「宝船」六 1939年

茂田井武 アクロバット 1932-33年頃

茂田井武 画帳「続・白い十字架」より 1931-35年

茂田井武 「幼年画集」より 1946-47年

茂田井武 クマ、ジープ、デンシャ、ハネ 1949年

茂田井武 『セロひきのゴーシュ』(福音館書店)より 1956年

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