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学芸員さんが主役です
日頃より足繁く美術展に通うなかで、学芸員の発想・工夫・尽力ぶりがひしひしと伝わってくることがあります。特に、中小規模の公立の館で、感じることが多いです。そして、学芸員の存在に思いが巡るような体験は、展覧会鑑賞の大きな醍醐味の一つです。本展は「コレクションの舞台裏」というタイトルからして、こんな醍醐味のど真ん中。期待に胸を膨らませて訪ねました。 本展は独立したテーマの7章構成。2階の展示室に入ると、関直子特任館長の序文。「7つの星座を」と題した学芸員の仕事を伝えるエッセー風の文章が、控えめに抒情的で良い。そして、最初の展示物は、なんと本展を企画中の学芸員の事務机(かなり昭和)。机上には資料が散らかり、椅子のリクライニングは後倒。まるでなんだか、学芸員が座っていて、頭を抱えている姿が見えるようです。 キスリングとアンドレ・ドランの良作の収集に関するテーマ。当館にとっての、この2作品の存在の重さ哉。 田中保の一角は、婦人画、裸婦画がいっぱい。収集・研究の熱量にほだされます。大正~昭和初期にパリに渡った日本人画家の多くが裸婦画をやってますが、保氏の画は硬さがなく不思議な日常感が漂う。私はこの作… Read More










