5.0
圧倒的な資料数
鹿島茂先生のコレクションに、全国の美術館からの資料を交えて展示。
ナポレオン3世の、オスマンによるパリ大改造がテーマだが、第一展示室で、パリの歴史をあれこれ説明されて、分からないのが普通だが、戸惑うに当たらない。
第二展示室、第三展示室がメインで、改めて、パリ大改造と、それ以後の万博などの歴史を、有名な画家の絵や写真で振り返るから、第一展示室は、あくまで、パリの歴史を、振り返る「総論」で、第二、第三が、「各論」と言え、取り分け、富士美術館の持っている、ナポレオン3世とその妻の肖像画は圧倒的!
最後は、現在のパリで、佐伯祐三をもって締める。
観るのに時間かかるが、第二、第三展示室をゆっくり観てからまた第一展示室を観ると良いだろう。