5.0
紅の佇立
去年の3月に芥川の展覧会に行ったとき気になった画家だったと思い出し、観に行った。名前大事。
暗い黒、紅い色が特徴的。紅は血で描いたんじゃないかってくらい紅かった。その紅さが、酔っ払いの赤黒い肌に繋がっていくのだと思う。私は酔っ払いが嫌いだが。
しばらく前に立ち止まってじっと眺めてしまう絵画たちで、会場ではそれぞれの絵の前でじっと見入っているお客さんが何人もいた。その佇んでいる様子が鴨居の絵の一部のようだった。
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「人間とは何か」を描き続け、戦後の奇才と称された鴨居玲(かもいれい 1928-1985)。金沢美術工芸専門学校(現 金沢美術工芸大学)で宮本三郎に師事し、フランス、ブラジル、イタリアそしてスペインなど様々な国を巡るなかで「おばあさん」「酔っぱらい」などのモティーフに出会い、自身の画風を確立させていきました。
自身にとって「写実」とは見えないものを描くことであるとし、人間の内面、己の理念を人物像などのモティーフを通して描き出した鴨居。本展では、自画像の画家と呼ばれた鴨居の初期から晩年までの「自画像」、スペイン滞在時に生まれた「酔っぱらい」、帰国後に新たな挑戦として取り組んだ「女性像」、信仰に対する問を表現した「教会」など、これら鴨居芸術において重要な要素であったモティーフに着目し、鴨居が描こうとした人間の心と心の関係、鴨居の芸術像を紹介します。また、『週刊読売』で連載された、陳舜臣のエッセイ『弥縫録 中国名言集』のために手掛けた挿絵原画の一部も展示します。
◆ 鴨居玲 略歴
1928年石川県金沢市に生まれる。金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)で宮本三郎に学ぶ。1959年から66年にかけてパリ、南米、ローマなどを巡る。1968年に日動画廊(大阪)で初の個展を開催し、翌年に昭和会展優秀賞、安井賞を受賞。再び渡欧し、1971年にスペインにアトリエを構え、マドリード、バルデペーニャス、トレドなどに住む。その後、パリとニューヨークで個展を開催し、1977年の帰国後は神戸にアトリエを構える。1984年に兵庫県文化賞を受賞。1985年、神戸の自宅で亡くなる。享年57歳。
| 会期 | 2025年5月30日(金)~2025年7月6日(日) |
|---|---|
| 会場 |
美術館「えき」KYOTO
|
| 住所 | 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接 |
| 時間 |
10:00~19:30
|
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 | 一般 1,100円(900円) 高・大学生 900円(700円) 小・中学生 500円(300円)
|
| TEL | 075(352)1111(大代表) |
| URL | https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum.html |
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去年の3月に芥川の展覧会に行ったとき気になった画家だったと思い出し、観に行った。名前大事。
暗い黒、紅い色が特徴的。紅は血で描いたんじゃないかってくらい紅かった。その紅さが、酔っ払いの赤黒い肌に繋がっていくのだと思う。私は酔っ払いが嫌いだが。
しばらく前に立ち止まってじっと眺めてしまう絵画たちで、会場ではそれぞれの絵の前でじっと見入っているお客さんが何人もいた。その佇んでいる様子が鴨居の絵の一部のようだった。
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