4.0
とても印象に残る作品の数々
笹岡由梨子さんを全く知らず、企画展のタイトルやチラシから想像するに、変わった展覧会かな?という予想をしていました。
鑑賞後の感想は、映像あり歌ありで、好みや理屈抜きに、とても面白かったです。
休憩室のカーテンも薄紫色になっていて、会場全体が、笹岡由梨子ワールド。
今後の作品やご活躍を、楽しみにしております。
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グランフロント大阪の南館せせらぎテラスで時を刻む《MUSE》(2025年~)、東京の表参道交差点で愛を歌い上げた《LOVERS》(2024年)など。あなたがどこかで一度でも、笹岡由梨子の作品を目にしていたら、生涯忘れることはないかもしれません。笹岡の作品は、それほどまでにエネルギッシュで、魅力的な、唯一無二の世界観を持っています。
笹岡由梨子は1988年、大阪府生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程メディア・アート領域満期退学。京都府文化賞奨励賞(2020年)、咲くやこの花賞(2020年)、Kyoto Art for Tomorrow 2019―京都府新鋭選抜展最優秀賞など、受賞多数。現在、滋賀県を拠点に活躍しています。
笹岡は2011年から映像を用いて作品を制作しています。笹岡の作品には、自身が演じたり、あるいは顔や身体の一部を流用したりしたキャラクターたちが登場します。これらの少し不気味でコミカルなキャラクターたちは、初期の作品では映像の中にしか存在しませんでした。しかし、近作では立体物として存在するキャラクターの目や口が映像にすげ替わるなど、作品における映像とキャラクターの関係は逆転しつつあります。
そして、そのキャラクターたちは笹岡が自作した歌を歌っています。マーチの曲調に乗せられているのは、それぞれの作品が持つ「愛」や「家族」といったテーマに向けた、笹岡のシンプルで力強いメッセージです。
加えて、笹岡の作品に特徴的なのは、現実と区別がつかないような仮想現実の映像が溢れる現代において、あえて編集のノイズを残していることです。これは、絵画における筆のタッチに通じ、笹岡は映像における絵画的なものへアプローチしようとしています。
滋賀県立美術館では、笹岡由梨子の美術館での初めての個展として、「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」を開催します。本展では、最初期の作品から近年発表された近作、そしてこの展覧会のために制作された新作の展示を通して、笹岡の作品における、映像とキャラクターの関係性とその変遷に迫ります。
少し不気味なキャラクターたちが真摯に愛を歌うパラダイスが連なる、仄暗い展示室のダンジョン。笹岡由梨子の作品世界に、足を踏み入れてみませんか。
| 会期 | 2026年1月17日(土)~2026年3月22日(日) |
|---|---|
| 会場 |
滋賀県立美術館
|
| 展示室 | 展示室3 |
| 住所 | 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1 |
| 時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 | 月曜日(ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館) |
| 観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 高校生・大学生 900円(700円) 小学生・中学生 700円(500円)
|
| TEL | 077-543-2111 |
| URL | https://www.shigamuseum.jp/ |
4.0
笹岡由梨子さんを全く知らず、企画展のタイトルやチラシから想像するに、変わった展覧会かな?という予想をしていました。
鑑賞後の感想は、映像あり歌ありで、好みや理屈抜きに、とても面白かったです。
休憩室のカーテンも薄紫色になっていて、会場全体が、笹岡由梨子ワールド。
今後の作品やご活躍を、楽しみにしております。
4.0
ちと不気味感
各コーナー完全孤立の展示が更にそう思わせる
が 解説を読んで作品を観ると ソレがこんな風に繋がっていんだ 多分 でも難解
作者の頭の中はどうなっているんだろうと思っていたら それを見越してか作者の脳のMRI写真が作品に 一本取られてしまいました〰(ネタバレでごめんなさい)この発想 いゃぁ 芸術
親御さんも出演の作品もあり 笹岡ワールド チラシコピーにある 私のからだはあなたたちからできている これですか!?
外の庭園では池があり桜が少し咲いていて 人も少なくカラスが水面を覗いている 笹岡ワールドの続きがあるようにも思えたり 独特時間を過ごせた展覧会でした
笹岡作品のグランフロント大阪南間の時計MUSE 見に行かねば〜
5.0
笹岡由梨子さんの初の大きな個展。会期残り僅かでやっと見に行くことが出来ました。
滋賀県立美術館も初めて訪れる美術館で
大きな作品は、この場所に相応しくゆったりと時間をかけて見ることが出来ました。
笹岡由梨子さんの思考は、心に突き刺さったり、また作品のベースを調べてそこから知識を得ることに繋がったり、作品に添えられる歌も脳内リピートして中毒性もある。
メッセージや時代の背景が戦争であったり、少し悲しくも表現が煌びやかに感じられて不思議な体験をしてるように感じました。
5.0
アート・アジェンダ様の招待券プレゼントに当選したので、滋賀県立美術館へ行って来ました。
展覧会の入り口前から、奇妙で独特な、それでいて癖になるお歌が聴こえてきます。一体何が観れるんだろう?と期待とワクワクが最高潮!
入場した最初の部屋は明るく、これは◯◯?いや、でもちょっと違う…某アニメキャラに良く似た人物が料理をしてる映像など、数点の映像作品を展示。
2番目以降の部屋からは、暗幕が垂れ込まれた通路を進んで行く。部屋ごとに展示された作品はまるで生きたビックリ箱のよう。いまだ体験した事がない摩訶不思議な世界が「これでもかっ!」てくらいに展開される。
最後に、美術館のロビー奥にも『LOVERS』という作品が展示されているので、行く方はこちらも鑑賞お忘れなく!
5.0
週末ツアー実施
①相国寺「屏風 黄金の調度」
②京都近美「セカイノコトワリ―私たちの時代の美術」
③滋賀県美「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」
その③
東山からは電車ですぐの瀬田で一泊し、近江牛の一人焼肉を楽しんで翌日はいよいよ本命の滋賀県立美術館へ 交通手段は駅前からの路線バスのみという不便さ…しかもバス停から広い公園内を結構歩くという不便さ…それはさておき…
先月に国立国際美術館の「プラカードのために」で出会った笹岡由梨子ワールドに再会!
たっぷりと10作品!1本あたり数分なのだが、全部しっかり見るとお腹いっぱいに
感想は、ただただ「すげぇ、、、」「やべぇ、、、」という言語化できない情けなさ
それぐらいこのワールドには圧倒されます
メッセージ色もぶっ濃い濃いっ
全ての映像作品で、体のパーツや極端に加工された形ででご本人が登場してるのだが、インタビュービデオが展示されていて、その素顔の端麗さにまたまたびっくり
シャキシャキと話されていて格好良過ぎました
こういった作品を制作する時の流れも説明展示と併せて紹介されていて、「降ってくる」と仰ってたイメージのドローイング群も圧巻だし、まずは音(曲)からというのもかなり個性的
今後の活躍もとても楽しみにしたいと思います
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笹岡由梨子《Pranaria》2021年 滋賀県立美術館蔵
笹岡由梨子《Lovers》2024年 滋賀県立美術館蔵 Photo by Masanobu NISHINO