3.0
バベルの塔が全て
ピーテル・ブリューゲル(父)の《バベルの塔》が一番の見どころ。逆にそれ以外の見どころは見つけづらい。あえてあげるとすれば、ヒエロニムス・ボスの《放浪者(行商人)》。ルネサンス期前後の北方美術(ネーデルラント)を知ることができる。
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ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展を、東京都美術館で開催いたします。
副題に「16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて―」とある通り、ブリューゲルのみならず、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスの油彩2点、そして彼らが生きた時代、16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻を全体で約90点の出品作でご紹介します。
迫真の写実と輝くような美しい色彩が印象的な油彩絵画、ボスの怪物モチーフが所狭しと、描かれる版画作品、そして木彫の粋を尽くした彫刻作品など、16世紀ネーデルラント美術の精華をご覧いただきます。
また、今回の展覧会では新しい試みとして作品を美しく見やすく展示することに加え、東京藝術大学COI拠点の特別協力により芸術と科学技術を融合させ、原寸を約300%拡大したブリューゲル「バベルの塔」の複製画を制作・展示します。また、同拠点は「バベルの塔」の3DCG動画も制作し、多様なメディアを駆使してこの傑作の魅力に迫ります。
【アートアジェンダニュース】
2017年上半期に開催スタートの注目の展覧会にてもご紹介中!
会期 |
2017年4月18日(火)~2017年7月2日(日)
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会場 | 東京都美術館 Google Map |
住所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 ※ただし、5月1日(月)は開室 |
観覧料 | 【前売券】 一般 1,400円 大学生・専門学校生1,100円 高校生 600円 65歳以上 800円 【当日券】 一般 1,600円 大学生・専門学校生1,300円 高校生 800円 65歳以上 1,000円 【団体券】 一般 1,400円 大学生・専門学校生1,100円 高校生 600円 65歳以上 800円
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TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://babel2017.jp/ |
3.0
ピーテル・ブリューゲル(父)の《バベルの塔》が一番の見どころ。逆にそれ以外の見どころは見つけづらい。あえてあげるとすれば、ヒエロニムス・ボスの《放浪者(行商人)》。ルネサンス期前後の北方美術(ネーデルラント)を知ることができる。
4.0
開催期間が長いせいか、それほど混んでなくて、じっくりと見ることができました。ネーデルランド絵画というのはなぜこんなに緻密で、不思議なのでしょう。「バベルの塔」1枚だけを見ていても、目を見張る部分がいっぱいです。東京芸大とのコラボによる高精密複製画や立体化した「バベルの塔」もおもしろかったです。(立体は、芸大の1Fエントランスギャラリー)
4.0
上野の東京都美術館で開催中の「バベルの塔」展に行ってきました。
メインの展示品であるピーテル・ブリューゲル1世の「バベルの塔」だけは見るために列に並びますが、絵のすぐ近くで立ち止まって見ることはできません。思ったより小さい絵でしたが、恐ろしく細密。3倍に拡大した複製画もありますが、それでも細かい。双眼鏡があればよかったと思いました。一度は見ておくべき作品!
4.0
始まってすぐに行けば良かったと後悔。バベルの塔とボスの2枚はそれほど大きな作品ではないため、落ち着いては観られない感じです。バベルの塔は1.2mぐらいの距離の台が設置されていて、細部は見づらいため、ルーペをお持ちなら、持参すると良いかも。版画率が高い展覧会ですがそれでも見応えがあります。お早目に!
5.0
ブリューゲルの最高傑作といわれる「バベルの塔」が来日。24年前にも日本に来ていたということも驚きだが、恥ずかしながらウィーン美術史美術館所蔵の作品以外にもう1作「バベルの塔」が存在していたということを知らなかったので、それにも驚き。最初はウィーンのではないし、と思っていたが、いやいやそんなことはない。その完成度、細部までのリアルな描写。絶対に自分の目で一度は見るべき作品。
ただ、、、小さい! 美術館に訪れた日はたまたま混んでいなくて、絵の目の前でじっくりと見ることができたものの、とてもとても細部までは。微細に描かれている人々。展示はかなり工夫がされており、わかりやすく解説もあるので、どこに、どんなものが描かれているか、ある程度把握して見ることができるものの、作品が(おもったより)小さいので、ほとんど「点」にしか見えない。今回は単眼鏡の必要性を感じました。
4.0
ネーデルラント地方独特の細密で丁寧に描かれた作品でした
どれも割と小さい作品なので混んでいると人の塊ができ見ずらいかもしれません
ボスの作品は二点だけでしたが当時みんながまねをした人気の作風だったことがうかがえました
描かれた奇妙な動物たちはは今でも使えるキャラクターと思えました
おまちかねのバベルの塔はなかなか長時間みられませんでしたが
単眼鏡で見ると驚異的な細かさで描かれており隅々まで物語を感じられました
別会場の芸大制作の模型も合わせて見ると面白いと思います
3.0
《バベルの塔》を目当てに行きましたが、作品の最前列は歩きながらの鑑賞、じっくり観たい人は2列目での鑑賞というスタイル。
混雑緩和のため仕方がないのは分かっていますが、もっと近くでじっくり観たかったかな…。お持ちであれば、単眼鏡とか持って行ったほうがいいかも?ただ、映像やパネルを多用するなど、工夫のある展示だったので少しは良かったかなと思います。
あと、皆さんさらっと見ていましたが、一番最初の彫刻作品が素晴らしかったので、ぜひじっくり見ていただきたいです!
5.0
「バベルの塔」展とあるが、ブリューゲルの「バベルの塔」は、ウィーン美術史美術館にももっと巨大なのがあるので、展覧会の題名に難がある。
副題に「ボスを超えて」とあるが、ブリューゲルは、ボスの奇妙な絵の真似事もした訳で、この副題も意味不明。
で、ボスの油彩画が二点来ていることや、ボスリバイバルと言い、ボスの死後50年経って、ボスの模倣が流行り、ボスめいた作品があちこちで作られた事を鑑みれば、ボスの方が目玉とも言える。
しかし、展覧会の導入が、木彫彫刻とは驚いた!
「四大ラテン教父」が出てますが、当然、ラテン語の時代ですから、聖書の物語を知っていないと分からないものも多い。
ブリューゲルは、「バベルの塔」において、ローマで見た、コロッセオを念頭に、塔の周りを、何故か、当時のネーデルランドの風景に置き換えて描いた。
その意図は分からないけど、図録にも触れられていないし、もしかして、その辺りを意識して「ボスを超えて」としたのかもしれない。
5.0
ボスもブリューゲルも版画が秀逸で、本当にたまらなくすばらしいです。
(メインもステキなのですが、あえて版画好きの意見として・・・)
繊細な線で画面の隅々まで、面白くてかわいくて奇妙な生物がぎっしり描きこまれています。摩訶不思議ワールド全開です。
コレは図録必須買いです!!!
4.0
目玉の小バベルと併せ、レアなボス作品も観ることができました。
特にオススメは、ブリューゲルの版画。
どれも独創的ですが、全て秀逸です。
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