3.0
展示数は少ないけれど、見どころがないわけではない(笑)
今回は「公家の書」と同時開催なので展示室1のみ使用。片側に日本画、もう片側に洋画、中央スペースに工芸…、展示数はめっちゃ少ないです(泣)とはいえ、明治・大正あたりの御買上品のテイストが好きなので、じっくり見てきました。
うれしかったのは「稲穂に群雀図花瓶」をぐるりと回って見られたこと。以前、別の美術館で見たときは表側しか見られなかったので、裏側の鴉を見るはお初。雀との攻防場面もあるけれど、表情が可愛らしいんです。
珍品だったのは並河靖之の「七宝舞楽図花瓶」。初期作品ということで、表面がツルンとした花鳥柄の並河作品とは全くの別物!巨匠にも若い頃があったんだと思うと同時に、よくぞ買ってくれましたとも思いました。