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宇宙猫の物語
宇宙猫との出会いは大阪中之島美術館。
美術展めぐりで関西に通うようになり、大阪中之島美術館の屋外で出迎えてくれる
猫に親近感を覚えるように。
今年からはGINZA SIXの吹き抜けに太陽の塔を模した宇宙船とともに展示されていたので、ライトな太郎ファンとしては「コラボ?」くらいに思っていました。
そして、今回の展覧会。「爆発」がキーワードだったんですね。
ようやく岡本太郎とつながりました。
猫大爆発から宇宙に飛散した無数の宇宙船LUCA号。
そのうちの一機が地球を見つけ、その地に生命の種をまいた宇宙猫たち。
種を育て、生物を育て、やがて役目を終えて消えていく。
切ないのか荒唐無稽なのかわからない物語を、イラスト、映像、造形物、作家本人の説明(動画)で見る、面白い構成になっています。
一番好きなのはLUCA号の背に描かれた黒猫ですね。太陽の塔にある3つの顔がそれぞれ猫になっていて、「過去の顔」にあたる部分が一番カワイイ。
太郎のアトリエにも大量の宇宙猫が潜んでいて、猫探しも楽しめます。