江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影

板橋区立美術館

  • 開催期間:2017年2月25日(土)~2017年3月26日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:3 件
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-2
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-3
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-4
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-5
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-6
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-7
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-8
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-9
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-10
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-11
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-12
大和屋版「阿蘭陀船入津ノ図」(長崎歴史文化博物館)
川原慶賀「長崎蘭館饗宴図」(個人蔵)
針屋版「大清人」(神戸市立博物館)
大和屋版「唐土婦人納涼の図」(神戸市立博物館)
文錦堂版「阿蘭陀人」(長崎歴史文化博物館)
大和屋版「唐館書房之図」(長崎歴史文化博物館)
版元無記「阿蘭陀人図」(長崎歴史文化博物館)
文錦堂版「三ヶ国人物之図」(長崎歴史文化博物館)
大和屋版「長崎八景 立山秋月」(神戸市立博物館)
谷鵬紫溟「唐蘭風俗図屏風」左隻(福岡市博物館)
谷鵬紫溟「唐蘭風俗図屏風」右隻(福岡市博物館)
大和屋版「阿蘭陀婦人の図」(長崎歴史文化博物館)
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1
江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影 板橋区立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

祝砲を放ちながら長崎港に入港するオランダ船や唐船、ギヤマンの杯や肉料理が並ぶ出島商館員の食卓など、海外との貿易都市である長崎に材を求め、異国趣味に溢れた町の雰囲気を伝える版画があります。江戸中期から100年以上もの間、長崎で版行され、主に土産物として親しまれた「長崎版画」です。

市中にあった複数の版元が、制作から販売まで一貫して手掛けたこれらの版画には、作者の署名どころか、版元名すらないこともしばしばでした。実態は謎に包まれていますが、西洋画法に秀でた荒木如元や川原慶賀、舶来画を鑑定・模写する唐絵目利まで様々な画人が関わったと推測されています。また、版元・大和屋に入婿した磯野文斎のように、合羽摺を主とした長崎版画の世界に、江戸仕込みの本格的な多色摺で挑み、洗練された作品を世に送り出した絵師もいました。

本展覧会は、長崎版画の源流とされる蘇州版画や、その影響が色濃い初期作品から、報道性を盛り込んだ幕末の作品まで約100点により、長崎版画の多彩な魅力を紹介する近年にはない試みです。さらに、長崎で描かれた異国の面影を感じさせる肉筆作品約30点も展示し、長崎版画を取り巻く諸相を探ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2017年2月25日(土)~2017年3月26日(日)
会場 板橋区立美術館 Google Map
住所 東京都板橋区赤塚5-34-27
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
※但し3/20は祝日のため開館し、翌日休館
観覧料 一般 650円
高校・大学生 450円
小・中学生 200円
  • ※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
    ※20名以上団体・65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
TEL03-3979-3251
URLhttp://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex170225.html

板橋区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

板橋区立美術館 板橋区立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

長崎版画、はじめてかも。

オランダ商館とか異国人というと、横浜を描いた浮世絵は見たことがあったのですが、長崎舞台のもの初見でした。
同じように紅毛人とか、表現も面白く、また、当時の日本人から見た外国人ってこんな面白く移っていたのね~~とか、洋館の建物や家具まで興味深くみてきました。個人的にミニ熊手みたいなフォークとか豚にウシのつのをつけた料理とか風習もわかっておもしろかったです。

4.0

長崎のことを、海外との交流の歴史から改めて考えました

板橋の美術館に初めて訪れる機会を得ました。区立の中で最寄の駅から最もアクセスの悪い美術館の一つと思いますが(笑)、隣接して釣り堀があったり、いい意味で非日常にタイムスリップできる場所でした。さて、展示会ですが、長崎版画というジャンルがあることを再認識しましたが、芸術としてだけでなく、外から来る人への地図としての需要から発展した点も興味深かったです。他方、肉筆画では、川原慶賀。年末に江戸東京博物館で開催された「シーボルト展」で、多数の人物のスケッチに目がとまりましたが、本展示会でも、精緻な描写力とデフォルメするセンスが光っていました。もし当時の日本に「ポスター」芸術の分野があったら、彼の才能はもっと生かせただろうになどと空想しました。また、同じ「阿蘭陀人」のモチーフでも、他の絵師の絵では無表情なのに対し、彼の絵では少し微笑みを浮かべていています。シーボルトの弟子ならでは心情の現れかと思いました。

4.0

さすがは板橋

江戸博開館以前から、江戸絵画を集めていた板橋区立美術館、とうとう、長崎版画に出ました。もっともほとんど借り物。
長崎版画は、描いた人の名前もはっきりしない。版元が全て取り仕切っていたようで、長崎を訪れた人たちの良い土産になったようです。
鎖国で、オランダ人は、出島の商館に、中国人は唐人屋敷に閉じ込められる。
出島や屋敷はかっこうの材料に。
更に、ロシアのレザノフ率いる舟が通商を求めていきなりやってきたり、物語性もある。
展示の目玉は、右にオランダ人、左に中国人を描いた大きな屏風でしょうか。
参考資料コーナーとかもあり充実しています。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都板橋区で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

大和屋版「阿蘭陀船入津ノ図」(長崎歴史文化博物館)

川原慶賀「長崎蘭館饗宴図」(個人蔵)

針屋版「大清人」(神戸市立博物館)

大和屋版「唐土婦人納涼の図」(神戸市立博物館)

文錦堂版「阿蘭陀人」(長崎歴史文化博物館)

大和屋版「唐館書房之図」(長崎歴史文化博物館)

版元無記「阿蘭陀人図」(長崎歴史文化博物館)

文錦堂版「三ヶ国人物之図」(長崎歴史文化博物館)

大和屋版「長崎八景 立山秋月」(神戸市立博物館)

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE