2021年行って良かった展覧会マイベスト
アートアジェンダさんにも投稿しましたがイイ展覧会はいくつあってもイイよねってことで2021年振り返りも含めて書き連ねてみたいと思います。年末年始にご笑覧頂ければ。それでは。
■国宝参上@古河歴史博物館
渡辺崋山《鷹見泉石像》の国宝格上げの裏の読み取りが面白かった。宣言発出により早期閉幕が残念。
■電線絵画@練馬区立美術館
これ以降日本画を見るときに電線の有無を気にするようになってしまった。好企画。
■旅立ちの美術@静嘉堂文庫美術館
国宝総出で大変豪華な展覧会でした。来年丸の内で。
■福富太郎@東京ステーションギャラリー
年パス延長で7~8回通って作品の展示場所まで記憶している。最高の時間でした。
■茶入と茶碗@根津美術館
茶入(特に瀬戸)と茶碗のクオリティは関東屈指(東博含む)。松屋、柴田、雨漏、忘水、相坂、いずれも忘れ難い。
■藤戸竹喜@東京ステーションギャラリー
熊彫りの覚悟と矜持を見た。知ることが出来て嬉しい。素晴らしい。
■桃山の華@五島美術館
好きな作品が挙って出品されていて最高だった。唐物茶入に日本陶磁。通い詰めました。
■印象派光の系譜@三菱一号館美術館
会期前半の平日夕方は良かった。セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ユリィも独り占め。
■香月泰男@神奈川県立近代美術館葉山
シベリアシリーズに震えた。デカイ展示室でゆったり観る幸せ。
■川瀬巴水@大田区立郷土博物館
巴水は今年結構見ましたが無料でこの規模の展示を開催してくれたこちらがベスト。
■畠山記念館@京都国立博物館
前後期ともに訪問。素晴らしい作品ばかりで魅惑的でした。離洛帖、油屋、雪峯、からたちとか至高でした。
■十王図@神奈川県立歴史博物館
地獄絵系好きなんです。十王図しかない展覧会。とっても面白かった。
■茶の湯の美@出光美術館
久々の再開で出品作は言わずもがな最高。ただし出光はその後に意思と意義を失ったように見えた。ワースト美術館。
■鈴木其一夏秋渓流図@根津美術館
大変贅沢な展覧会で通い詰めました。酒井抱一《夏秋草図屏風》のライティングが素晴らしすぎた。
■高島野十郎@柏市民ギャラリー
初めてじっくり見ました。噂に違わぬ素敵な作品群。願わくばもっと充実した環境で見たかったです。
■はしもとみお@吉祥寺美術館
みんな笑顔なピースフル展覧会。幸せな気持ちになる。
■清朝書画コレクション@書道博物館
顔真卿《自書告身帖》を独占状態で眺めて至福の時間を。
■高野山の名宝@高野山霊宝館
初高野山。空海、仏涅槃図、運慶快慶など至極の作品群を存分に浴びてきました。また行きたい。
■東美特別展@東京美術倶楽部
入場料は高かったですがいつもの美術ファンとは違う美術を商売、生業にしている人たちの熱気が凄かった。
■宝物風入@円覚寺&建長寺
ちょっと趣向が違いますが。蘭渓道隆国宝など直に観られて嬉しい。