川瀬巴水@大田区立郷土博物館(~9/20)
大田区立郷土博物館にて川瀬巴水展が開催されています。
既に後期に入っていて9/20(月)までとなっています。
会期中にも展示替えがあります。
既にSNSで話題になっていますがこちらの展覧会は無料です。
総展示数400で後期は東京以外の風景版画です。
本展覧会は版画とともに写生帖も展示されているのが特徴かつ大田区立郷土博物館の強みでもあります。
写生帖から何を変えて何を加えて何を引いて版画を制作したのかが分かります。
決して広くはない展示室にギッシリと巴水のエッセンスが詰め込まれており
うっとりするくらい巴水を楽しめること間違いなしです。
3階では平塚市美術館でも放映していた巴水動画が鑑賞出来ます。
また新版画として伊藤孝之という作家が紹介されています。
残した作品数は少ないようですが巴水の作風に似ていて良い作家を知ることが出来ました。
図録もスゴイです。
2021年版はエコバッグ付きです。
2013年版も再発されていてこちらにはエコバッグは付きません。
館蔵品展なので掲載作品はほぼ同等で2021年版のほうが論考が充実しています。
好きな作品の掲載サイズが大きかったので自分は2013年版をチョイスしました。
あまり大きくは広告されていませんが川瀬巴水を多くの人に見てもらいたい楽しんでもらいたい
という学芸員の情熱に満ちた素晴らしい展覧会です。
2021年ベスト展覧会の一つでしょう。
こんな状況ですが体調と対策に十分留意して是非訪れてみて欲しいです。
オススメします。
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/hakubutsukan/tokubetsu/tokubetuten_kawasehasui.html