
皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川 ―麗しき美の煌めき―
石川県立美術館|石川県
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石川県にて開催中の皇居三の丸尚蔵館収蔵品展、見ごたえありました!
皇居三の丸尚蔵館収蔵品展は、石川県金沢市内の石川県立美術館と国立工芸館での2館開催で、展示品120点にも及ぶ見ごたえのある展覧会でした。タイトル「皇室と石川ー麗しき美の煌めきー」と題される通り、普段なかなか見ることのできない皇室ゆかりの美術工芸品が展示され、中でも旧加賀藩主の前田家から皇室への献上品や石川県出身の人間国宝や帝室技芸員の制作した作品を2館での展示という、見ごたえたっぷりな展覧会でした。
皇室ゆかりの国宝や重要文化財、宮殿を飾った絢爛豪華な工芸品などの素晴らしい作品を東京以外の地で鑑賞できる滅多にない機会であり、秋の金沢を満喫しつつ、鑑賞を楽しむことができました。
国宝に指定された伊藤若冲の動植綵絵は、前期展示の群鶏図、薔薇小禽図を2幅を鑑賞でき、圧巻でした!若冲の絵はこれまでも何点か鑑賞しましたが、東京以外で若冲の動植綵絵に会えた喜びに感激もひとしおでした。群鶏図の13羽の鶏の迫力と羽の一枚に至るまでの緻密な表現が素晴らしかった!隣には、若冲の描く優しい色の薔薇が可憐で美しく、この2枚を同時に見られただけで来た甲斐がありました。後期では入替で大鶏雄雌図、牡丹小禽図を展示予定とのこと、ぜひ鑑賞したいです!
本展の見どころは、皇居三の丸尚蔵館収蔵品以外にも、前田家所蔵の作品も同時展示されているところです。金沢本万葉集(国宝指定後、初の展示)は、三の丸尚蔵館所蔵と、前田育徳会所蔵の作品を並んで鑑賞することができ、違いを見比べるなど、と贅沢な鑑賞を楽しめました(11/5まで)。
第1会場の石川県立美術館では、絵画や書、刀剣などの展示が展示され、隣接した第2会場の国立工芸館では、工芸品が展示されていました。石川県の工芸品である九谷焼の人間国宝・徳田八十吉の初代、二代の各作品を初めて鑑賞することができて、感激しました。
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