企画展 開館25周年記念「令和の蔵出し」
岡本太郎記念館|東京都
開催期間: ~
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岡本太郎作品の聖地
開館25周年記念「令和の蔵出し」を見に行きました。
もう何度も様々な展覧会に行っているので、見たことのない作品はそんなにないのでは…と思っていましたが、まだまだ未知の作品があり、今回も新しい感動と出会うことができました。
特に雑誌「新女苑」の挿絵原画の緻密で繊細な宗教画などは、岡本太郎の多面性を実感することができる素晴らしい作品でした。
ただ、この記念館はあくまで記念館なので、作品をたくさん見たいのなら川崎市の岡本太郎美術館がおすすめです。
この記念館は、岡本太郎邸という存在自体に価値があるので、ここでは空間そのものを楽しむことが芸術体験になり、他では得難い感動を味わえる場所だと思っています。
建物はコルビジェの弟子として知られる坂倉準三設計で、吹き抜けの大空間のアトリエに所狭しと並べられた作品・画材からは太郎さんの息遣いを今も感じることができます。広いリビングにぎっしりと展示された数々の岡本太郎作品たちや、ジャングルのように生い茂る庭の樹木と溶け合うように展示されたたくさんの立体作品を眺めていると、「岡本太郎作品はここで生み出されたんだ…」ということを実感し、同時に様々な感情が去来し涙があふれたり、パワーがみなぎってくるような感覚を覚えます。
私にとっては岡本太郎作品の聖地のような場所です。
あらためて偉大な芸術家・岡本太郎と、大事なご自宅を記念館として開放してくださり作品の保全活動に努められた岡本敏子さんに敬意を表したいと思います。