国宝 雪松図と能面×能の意匠 特集展示 新寄贈能面
三井記念美術館|東京都
開催期間: ~
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雪松図を目的に初めて三井記念美術館へ
美術検定の勉強中に見かけた雪松屏風図の実物を一目見てみたくなり、こちらで当選したチケットを手に訪問しました。
三井記念美術館は今回が初めてなのですが、展示会場に上がるエレベーターをはじめ、事態を感じさせる作りの建物で素晴らしかったです。
土曜の夕方に伺いましたが、かなり空いているようで、これまた空きだらけの100円返却式コインロッカーに荷物を預け、ゆったり展示を見て回ることにしました。
展示の方は、記載にあった通り能面が多く飾られていました。
元々重厚な雰囲気の建物であることに加え、ひとつひとつ間隔をとって飾られた面は、特有の不気味さがありつつも、表情のつくり、裏面の状態に至るまで近い距離でじっくりと楽しむことができました。
最近は人の多い企画展に行くことが多かったので、ゆったりと展示品に集中できるのはやっぱりいいですね。
楽しみにしていた雪松図の展示部屋には、豪華な着物が並んでおり、ゆったり楽しむ人を見かける程度と落ち着いて鑑賞できました。
展示部屋の奥にある雪松図の、雪の重みを感じさせる枝のしなりを楽しんだあと、奥まで進んで細部を楽しみ、展示部屋を出る前にまた遠くから、と展示されている場所もとても良かったなと思います。
一点だけ個人的な要望のような内容になってしまいますが、会場の中に茶室をあしらった茶道具の展示がありました。
とても雰囲気があり素敵だったのですが、照明が暗いこともあり作品の説明があまり読みにくい状態でした。
展示物は致し方ないとは思いますが、解説はもう少し近くに書いていただくか、大きな文字で記載いただけたら嬉しいです。