さくらももこ展
そごう美術館|神奈川県
開催期間: ~
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原画がたっぷり、マニアックな展示でした
会場はちびまるこちゃんやコジコジの原画、さくらももこさんのエッセイの原稿などが大量に展示してあり、あまりメジャーではない彼女の作品の原画原稿も余すことなくありました。
息子さんと作った共同作品などもあり、アニメのちびまるこちゃんしか知らない人にとっては、かなりマニアックな展示だと思います。
所要時間は、ひとつひとつをしっかり見ていたら2時間以上。
土曜日でしたがかなり混んでいました。
20代、30代の方が多いような印象。
若い方も皆さんじっくり展示を見ていたので、さくらももこという人がどれだけ多くの人に愛されているのかを実感。
私自身は、幼い頃に読んだちびまるこちゃんの初巻の原画に癒されました。
やっぱり面白い。
美術館に行って笑い声を出したのは初めてでした。
1番印象に残ったのは、さくらさんの卒業文集。
さくらさんの作文の上に、たまちゃんこと穂波たまえさんの作文が。
たまちゃんて本当にいたんだだな、とびっくりしました。
ちびまるこちゃんは私小説のようなものですが、何が本当でどれがオリジナルなのか、いい意味で気にならないのがちびまるこちゃんの良さ、さくらももこさんの作品の良さだと感じました。
また、最後の方に展示されていた1人の女の子の絵も印象に残っています。
背景が暗めで暗い印象。書かれているのはまるちゃんではありません。
説明書きを読むと、さくらももこさんを知っている人からすると、この絵の女の子は「さくらさんそっくり」だそう。まるちゃんのようで、まるちゃんのお姉ちゃんのようでそうでない。少し困ったような女の子の顔つきからは、まるちゃんのような愛すべきキャラクターを生み出すさくらさんの心の奥にある優しさを感じることができました。ただ、あの背景の色の暗さは、まるちゃんにも描かれる人間の卑怯な部分なのか何なのか...
グッズも可愛いものばかり、書籍も豊富にありました。
土日は混むので、平日に行くことをおすすめします。
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